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♯.17 ページ17

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「…日向にトスあげたんすか?」









「ああ、あげた




面白そうだったし、



何より興味があったからな」









「!…俺にはなかなか教えてくれなかった」









「今頃その話をぶり返すな





今度はいくらでも教えてやる




私はまだ、お前には負けないよ




へたくそな飛雄には」









昔からトスを教えてくれと、うざいほどにすがった



形としてはすぐ覚えものの、


技術はまだまだだったあの頃。








教えた瞬間こいつの飲み込みの速度に、


ああ、こいつは私と同じ人間だ


って思ってしまった









「そういえば…


あまり聞いてなかったが、朝霧は…」








「Aでいいよ、



あまり苗字で呼ばれないから違和感しか感じないわ」








「じゃあ、Aは



どれぐらいバレーができるんだ?」









どれぐらできるのか、




はたして人間は自分の最大の能力を自分で判断できるだろうか




できるかもしれないが、


私には難しい質問だ









「?


知らないですか?



こいつ…じゃなかった


Aさんは中学の頃女子バレーで優勝した学校の主将でした」









「ち、チャンピオン?!」









ごめん日向、意味わからない



あー、まためんどい説明を…





そ〜ゆ〜言い方をしたらさーあ



絶対に









「じゃあ何でマネージャー?」









ほらね、来ると思ったよ





この質問に答えるのは人生で何十回目だと思って…









「この人は教えることのほうが特化していた





それに気づいたからです」









「!…勝手な説明



あってるけどさ…



そゆわけだから


あんま検索しないでね?


ふっかーい意味とかは別にないけど








まあ…質問に答えるとしたら


今の烏野じゃ、私に勝てないんじゃないかな?」







「か、勝てますよっ!




一人じゃなくて、皆なら!」








「そりゃ、一人対大勢で挑まれたら私の負けは決定だわ




でも個人の能力だったら、


負ける気はないね」








「…それは身長関係なくですか」









「初めて発言したね眼鏡君よ





あたりまえさ、それを補う





それこそが魅力であり、


楽しみでもある」









‐さて、私は別の高校に挨拶回りにでも言ってくるよ




また合う時まで、



とはいっても、数日後だけどね。









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橄欖(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!とても嬉しいです(*^^*)がんばります! (2016年8月1日 19時) (レス) id: ad5e357c1b (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです!頑張ってください! (2016年7月31日 9時) (レス) id: e3e04d5402 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:橄欖 x他1人 | 作成日時:2016年7月25日 9時

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