♯.11 ページ11
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やけにクラスがうるさかった
いつもうるさいけど、
特に今日は。
クラス違うのにわざわざ来やがった日向の話に耳を傾ける
「なあ！影山！
白鳥沢から生徒会長が烏野に来てんだって！
生徒会長かぁ〜、すげぇなっ！」
白鳥沢か、
一般で受けて落ちたとこだ
んで、バレー部が強い
そこしか興味がわかなかった
「なあなあ！
見に行ってみないか、職員室！」
「…だりぃ、お前一人で見に行ってこいよ」
俺には興味のないことだ、
クラスの大半の奴らは見に行ったんだろう
やけに白鳥沢という言葉を耳にするのはそのせいか
「めっちゃ美人だったねー！」
「なんか、こう…エリート高的な雰囲気出てたよな」
「雰囲気伝わんねぇー、
俺も見てこよっかな…
って、噂をすれば」
瞬間的に静まる教室
顔を伏せていた俺は見るのが遅れたせいか、後ろ姿しか見えなかったが
噂の生徒会長とやらが校長と話しながら歩いていた
その後ろ姿が、
何だかあいつに似てる気がして
「うわ、なんか圧倒された…」
「つか、めっちゃ綺麗じゃね？！」
「一目惚れしたわ」
「やめとけ、お前じゃ無理だ」
今はもう見えない後ろ姿
でもまあ、いいかなんて
またどこかで見えるんだろうし
あー、早く部活やりてぇ
遅く感じる時計の針を見て、
また顔を伏せる
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橄欖(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)がんばります！ (2016年8月1日 19時) (
レス) id: ad5e357c1b (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 面白いです！頑張ってください！ (2016年7月31日 9時) (レス) id: e3e04d5402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橄欖 x他1人 | 作成日時：2016年7月25日 9時
