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香り ページ41

涼介side








大貴「スンスン」



慧「スンスン」




涼介「…………なんだよ」




大貴「最近、山田から香る匂いがいつもと違う」




慧「そうそう。香水変えた?」




涼介「別に、変えてねぇけど。てか、今日はまだつけてない」






歌番組の順番待ち
楽屋で各自休憩をとるなか
この2人だけ、俺の体を嗅いでいる
正直いって、鬱陶しいし、うざい←






大貴「じゃあ、なんだよ。柔軟剤か?」




涼介「別になんでもいいだろ。なんで気になんだよ」




慧「浮気してんじゃ「しねぇよ、やめろ」すみません」






伊野ちゃんの言葉にかぶせ気味で即否定
A以外の女なんてありえない
てか、そもそも、Aのことが好きすぎてほかの女とか目に入らねぇし







大貴「わかった!!彼女ちゃんの匂いなんじゃね!?」



慧「なにぃー!?朝からイチャイチャしたのか!?」





俺の周りをやいやいと騒ぎ回る2人





侑李「あーー!もう!!うるさい!!」






そんな2人は昼寝中だった知念を起こしてしまったみたい
大きな雷を落とされていた





宏太「ほんとに心当たりないのかー?」





サッカー誌を読んでいた薮ちゃんまで話に入ってきて






涼介「心当たりって言われても……」






頭の中をフル回転して考えてみる
すると、ひとつの答えにたどり着いて
そういうことか、ってふっと笑ってしまった

〇→←花束



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作者名:ゆうか | 作者ホームページ:http://YAMADA  
作成日時:2022年11月7日 1時

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