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花束 ページ40

Aside





みんなさ、玄関開けたら花束持った男がいた時、どうする?
私はね、びっくりして扉閉めた







涼介「え、なんで!?」




『あ、ごめん。びっくりして』





もう一度玄関を開けると中に入ってくる
いつもは合鍵で入ってくるからインターホンがなった時点でどうしたのかな?って思った





『ね、それ、どうしたの』



涼介「今日の撮影で使った。綺麗だったから貰ってきた」





そう言うと花束を私にグイッと差し出した






『………私に?』




涼介「貴方にあげるしかないでしょ」




『……ありがとう』




涼介「え、その間は何」




『どうせなら、もっとかっこよく渡して欲しかったかな』




涼介「………やり直す?」




『やり直すとかないでしょ笑』






涼介くんは片手で私に花束を渡しただけ
ロマンチックのロの字もない
けど、それも彼らしいのかもしれない





それに、涼介くんから花束を貰っただけなのに
嬉しくて
家にこの花にあう花瓶あったかなって探しちゃう私は
きっとかっこいいとか良くないとか、そんなのどうでもいいんだと思う




あの、山田涼介から花束を貰えた
その事実だけが嬉しい

香り→←そんな日もあるよね



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作者名:ゆうか | 作者ホームページ:http://YAMADA  
作成日時:2022年11月7日 1時

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