お姫様は退屈なようです

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saidなし


〜数日後の夕方〜


藤ヶ谷「おい、奥様と旦那様が帰ってくる！！」


山田「え！？」


松島「そんな急に…」


藤ヶ谷「とにかく、出迎える準備だ！！今日いる執事をかき集めろ！あと、お嬢様にも伝えてこい！！」


山田・松島「わかりました！！」







Asaid


『下が騒がしいね。何かあったのかな？』


小瀧「そうやね。見てくるか？」


『うん。』


今、私は望とシゲに勉強を教えて貰ってます
最近全然してなかったから



ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾀﾞ
ﾊﾞﾝ


山田「お嬢様！旦那様達がお帰りになります！」


『……！ほんと！？』


山田「はい！」


お父様とお母様がお帰りに…！！
やっと会える！！





〜数時間後〜


藤ヶ谷said


ｶﾞﾁｬ


執事達「お帰りなさいませ！！旦那様、奥様！」


父「おぉ！出迎えご苦労！！」


母「まぁ、随分と大人数で。嬉しいわ」


父「それより、私の可愛い可愛い娘はどこかな！」


藤ヶ谷「それでしたら大広間で小瀧と重岡とお二人のお帰りをお待ちです」


相変わらずお嬢様が大好きなお二人だ


奥様の純恋(すみれ)様
旦那様の凪人(なぎひと)様


凪人様は雀部グループの代30代目の社長
27歳という若い年齢で社長の座に着いたが、他の財閥からの信頼は暑く、真面目で、社員からも愛さらる方

奥様の純恋様は冷静沈着でお美しい女性だ
礼儀作法はとても厳しい。私たち執事も何度注意されたか。
そして、凪人様をいつも影で支えつつ、グループでは副社長をなさっている









が、


この2人は家に帰るとガラリと性格が変わる
それは一人娘のA様がいるからだ

純恋様は体があまりお強い方ではない
それを受け継いでなのかA様はそれ以上に体が悪く車椅子生活
そんなお嬢様を心配してかとても過保護だ
だが、二人とも家にいられる時間はあまりない
だからこの家には執事が沢山いるのだ

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