そこそこのモブが主人公に絡まれる話。【転スラ】 (ページ7)

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7話｢甘味処｣ページ7

Aside

私は、明らかに"和風感"を出すお店に連れられました。

他の国では見られない食べ物がある
と聞いて頷けますね。

私は箒を魔法で消します。
お食事処で大きい物を持っていたら迷惑ですし。

ドアがある訳でも無いので建物内に入ると

｢いらっしゃいませ～。お席は好きな所でどうぞ～。｣

ふんわりとした声と"着物"を着た女性が私達を出迎えました。

｢そうだな、席は彼処でいいか？｣

『はい、何から何まで有難うございます』

彼に連れられたのは窓側の席です。
外の景色が見られて落ち着きます。

流石に帽子を外さなければなりませんね。
私が食べる時に邪魔になってしまいますし…

帽子を外し髪の毛を左右に揺らしました。
私にとって普通なのですが……

｢ﾋｭｯ｣

リムルさんの口から変な声？が聞こえました。
何に怯えているのでしょう。

『ど、どうかしました？』

先程の顔から赤く色付いています

｢い、いや何でも無い、気にしないでくれ…｣

リムルさんは、大きく深呼吸して席につきました。

『何を食べましょう、沢山ありますね。』

メニューをじっくり見ます。
どれも捨て難くて悩みます。

『食べる物を決めました』

メニューをパタンと閉じて笑顔をこぼします。
甘い物が食べれると思うと隠しきれません!

｢そうか、じゃあ店員を呼ぶか｣

さっきの店員さんが駆けつけ注文を聞きました。

リムルさんは、餡蜜を頼むそうです

『私は餡蜜と団子を2本お願いします』