そこそこのモブが主人公に絡まれる話。【転スラ】 (ページ37)

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35話｢夜明けの出来事｣ページ37

Aside

『ん…？』

何となく手を伸ばしたらもう朝でした。
たとえ耐性がついていても疲労はダメですね

私は小さい電灯の横に置いてある杖を取って私に魔法をかけました。
着替えの魔法です

と言っても髪の毛は何故かそのままなので自分でやらなくては。

『…………はぁぁぁぁ』

親しい関係…ですか。
結局そういう関係になっても意味は…

考えないでおきましょう

｢朝から五月蝿いな｣

隣にいたルイが少し低めの声を出して重たそうに体を起こしました

起きましたね、私にとってのお荷物。
…とは言えないので黙っておきます

『今日は髪留めでも見に行きますか。』

髪の毛を櫛でとかしながら思いました。
女の子ですからね

今日は髪の毛を溶かすだけにして
外の窓を開けました。

少し暗い空と明るくなる朝の空が混じりあって幻想的です。

｢髪留め、か。ヘアピンとかか｣

『その場にあるもので決めますから、具体的には考えていないです』

｢首のやつ、塗るから座れ｣

急に話をそらさないで欲しいなぁ
でも首には手形が残っていますからね

『んふっ…』

誰かに首に触られるのはなれないです。
くすぐったい。

｢少し静かにしろ｣

『ふぅ… ん、ぁれ？』

声は少しアウトに感じますがそれより気になったことが1つ。

普通男性が女性にやる事ですかね
(可笑しいですね)

髪留めの色は水色とかがいいかも。
少し似合いそうですし

……何故最初に水色が出たのでしょう。何時もなら淡い紫系なんですがね