そこそこのモブが主人公に絡まれる話。【転スラ】 (ページ24)

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23話｢感情もないただの人形｣(短い) ページ24

Noside

ある品のある魔王は高笑いをした。
まるで自信に満ち溢れて興奮しているような
喜の感情。

それもそのはず。
今彼にとっては思い道理の作戦だと思っているのだから。

｢おい、-----。今の所はどうだ｣

疑問ではなく命令。
聞かれたある者は答える。

｢個体名リムルは魔王になりました。そして、｣

____ミュウランは死んだ

彼は怒る。
周りに数名の者がいる中。

｢フンッ、所詮彼奴は捨て駒。もうどうでもいい話です。話はそれだけですか。｣

｢はい。｣

｢何処か行きなさい。不快です｣

答えることも無くその場を立ち去る。
しかし最後にこう告げた。

｢貴方は、もう私の手の内です。それを忘れずに。｣

しかし、告げられた中でも黒色のマントで身を包んだものを振り返らなかった。

.

扉を出た途端
彼女は、しゃがみ込んだ。

首には締められたであろう手の痕があった。
それと共に青い痣も。

｢大丈夫か。｣

黒髪の少年が近づく。

｢はい、大丈夫です｣

黒髪の彼に支えながらもこう答えた。

枯れた声で苦しそうな声で。

｢彼奴の運命は私の手の中ですから。｣

__どうなろうと私次第ですから。

彼女は、隠れた気分屋だ。
手の平には赤い禍々しい物が浮いている。

究極能力『運命之王』

対象物の記憶の操作や行動を操る
その者の人生を変えれるスキル。