転生しても人間でした。【転スラ】 (ページ8)

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8話.雨宿りページ8

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｢リムル様､あれって…｣

｢ああ…間違いなく人間だ｣

シオンがこっそり俺に聞いてきたが､あれは明らかに人間だった

魔素を全く感じない

けど…

｢(なんか､違和感を感じる)｣

何かしらの変なオーラがした

何処かで感じたことがある､威圧感があり禍々しい気配

｢すみません!娘がご迷惑をかけたみたいで…!｣

『いえいえ!気になさらないでください!

見つかってなによりです! (眠い…)』

少し距離のある所でゴブリナと話していた

だが､雲行きも怪しいのか会話も簡易的なもので終わり

いつの間にか親子は家に帰っていった

『(さて､何処かへ帰えらないと)』

Aがぐっと背伸びをして､呑気なことを考えた

｢あの､すみません｣

『…?はい?』

シュナがAに話しかけた

Aも声をかけられるとは思わなかったし､見慣れない種族を見にするため

内心は暴れ回っていた

｢雨ももうすぐ降られると思いますので､少し休んで行きませんか?

それに､最近はオークが出ていると言われていますので…｣

『えっ…!え､えーっとそうですね…。

え､じゃあ…言葉に甘えて。』

Aは一瞬迷った。

魔物に食われるのでは!?なんて思ったから

でも雨に濡れるのは困るため､今回は甘えることにした

シュナはこっそりリムル様に微笑んだ

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