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3話 ページ5

過去編



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長い夢を見た。私がまだ小さい頃の夢


私は、元々お姉ちゃんっ子だった。

まぁ、小さい頃から母子家庭で、母親は仕事三昧、父親は顔すら見た事ないくらいなんだ。

必然的に、自分を1番可愛がってくれるお姉ちゃんをすきになるのは仕方ないと思う。


「お姉ちゃんが、Aのこと絶対守るからね!」


これがお姉ちゃんの口癖だった。

お姉ちゃんは、私と違って可愛くって、明るくて、お姉ちゃんの周りはいつも笑顔だった。

小さかった私の面倒まで見てくれて、優しくって、

いつでも、自分より私優先。こんなに最高な姉見た事がない。


気づくと私は、いつでもお姉ちゃんの後ろをついてまわっていた。


今考えてみると、すごい鬱陶しかっただろうな〜笑

お姉ちゃんも、遊びたい年頃だっただろうに、いっつも私の面倒ばっかで、、

もう、申し訳なさすぎるよ。



私は他の誰よりもお姉ちゃんに幸せになって欲しかった。


だからお姉ちゃんに結婚を前提に付き合ってる人がいるって聞いたとき死ぬほど喜んだな〜。


それで、紹介された相手が、私の幼馴染の一人である佐野万次郎の兄、佐野真一郎

だったのは驚いたよ。笑

でも、真一郎さんなら、お姉ちゃんを世界一の幸せ者にしてくれる自信があった。


髪型は変だけど、性格はかっこいいし、喧嘩は弱いけど、誰にも負けない強い心を持っている人
だったから。



だから、

『私のことは気にしなくて大丈夫だから、幸せにね!』


「も〜!Aったら気が早いよ〜!」



なんて顔赤くしながら言われて、幸せそうな2人見てたらこっちまで頬が緩んできてしまった。




そんなお姉ちゃん……ううん。二人から。


私は幸せを奪ってしまった。





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葵 由奈 アオイ ユナ

容姿 美人さん 長いちょっ暗めの茶髪を上の方でポニーテールにしてる

真一郎の婚約者 Aの年が離れた姉


優しい、可愛い、明るいの完璧女子


結構なシスコン。

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(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (2021年10月15日 19時) (レス) @page13 id: 6628e56f40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アボカド | 作成日時:2021年9月10日 22時

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