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(続 ページ5
触れる肩。ごつごつとした男らしい手。
うれしいけれど恥ずかしさに耐えきれずあなたはもう大丈夫だと言い手を引きました。しかし
｢待って｣
引こうとした手は彼が捕まえるようにぎゅっと握ったのでそれ以上は引けませんでした。
｢もう少し…、もう少しだけこうしていたいんですが。いかんでしょうか？｣
あなたは自分の気持ちでいっぱいいっぱいでしたが、顔をあげると彼の顔が真っ赤になっているのに気が付きました。
あなたの返事を彼は顔を強ばらせて待っていますよ。
[いかん、じゃないです]
振り絞るようにそう答えればヤローは頬をゆるめてそれはもう幸せそうに微笑んでいます。
｢よかったぁ｣
もしかしたら彼もあなたと同じ気持ちかもしれませんね？
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作者名：ふっとう | 作成日時：2022年8月23日 23時
