〜キミといっしょに〜【ポケモン】短編集 (ページ20)

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(続ページ20

[いまお茶いれるから適当(てきとう)に好きなとこに座ってて]

当たり前のように自宅に招(まね)き入れられたことに男として複雑(ふくざつ)な気持ちになりながらもダイゴはカーペットに胡座(あぐら)で座ります。

あなたはルンルンと２人分のお茶とピノを持ってテーブルへ

｢ピノ、好きなのかい？｣

あなたの楽しそうな姿を見てそう聞いてくるダイゴ

ちっちゃくて可愛くて美味しいから好きだとあなたが答えると彼も形が石のようで好きだと返します。

｢溶けないうちに食べてしまおう｣

２人でぺりぺりとピノのフタを開けます。

｢あ｣

ハートを見つけたと言うダイゴ

あなたはハート型のピノを見たくて彼の隣(となり)へ移動します。

本当にあったのだとあなたが感動していると、彼はピックでハート型のピノをぷすり

そして、ハート(ピノ)をあなたの口元まで運びます。

｢僕の気持ち｣

ダイゴはあなたの目を真っ直ぐに見つめてきました。

あなたは少し間を置いてからピノをパクリ

[…受け取りました]

ピノを食べ終えたあとあなたがそう言うと目の前がふっと暗くなりました。

｢甘いね｣

青い瞳(ひとみ)に熱がこもっています。

唇(くちびる)が熱いのは気のせいではありませんよ？