〜キミといっしょに〜【ポケモン】短編集 (ページ14)

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(続ページ14

｢おっと｣

ふにゃりと出てきたアイスをダンデは舌でべろんと掬(すく)いとりました。

そのあとは中身(アイス)が出てこないよう豪快(ごうかい)にがぶり！

そんなダンデの口元を食べ終わるまで眺めていたあなた

｢ん？口にアイスがついていたか？｣

あなたがじっと見つめていたことに彼は気付いていたようです。

[ううん！ついてないよ！]

気付かれていたことに気付いたあなたは恥ずかしさを誤魔化すように自分のモナカにかじりつきます。

｢ははっ、ついてるぞ｣

そう言ってダンデは親指をあなたの口の端に添えアイスをくいっと拭(ぬぐ)いました。

そして、なんとそれを自分の口に運んでぺろり

[えっ、なん。なにして！？]

彼の思わぬ行動に赤面し固まるあなた

｢どうかしたのか？｣

ダンデはあなたの気持ちも知らず不思議そうに首を傾(かし)げています。

[〜〜っ。知らない！ダンデのバカ！]

あなたはそれ以上その場にいることが耐えられず早歩きでその場を去りました。

あなたが去った後

｢あ……！｣

初めはあなたの言動が分からなかったダンデでしたが、さきほどのやり取りを思い返してやっと気が付いたみたいです。

手で口を抑(おさ)え赤面するチャンピオンの姿があったとかなかったとか