６９話：スマホデビュー ページ26
｢…分かったぞ｣とホップはずずっと鼻を鳴らす
男の子だもんね。プライドを傷つけてしまったかな？
なんと言ってフォローを入れようかと考えていると私の携帯が鳴った
着信はソニアからだった
電話に出ると研究所に戻ると私がいないので何かあったのかと心配して掛けてきたらしい
そういえばドアの鍵かけてなかった！！いやそんな余裕無かったし…、とにかく早く帰らないと
｢すみません！研究所を空けてきてしまったので戻ります。手当してくれてありがとうございました！｣
私達はママさんにお礼をし急いで家を出た
研究所に戻るとソニアに何かあったのかとそれはもう心配された
幸い空き巣に入られた様子もなく、預かっているポケモンの脱走もなかった。彼女がお使いに行く途中で忘れ物に気付いて研究所に戻ってくれて本当に良かった
２番道路の家に帰った後、私は博士に研究所を空けてしまったことを話し平謝りすると博士は私が無事ならいいと許してくれた。この寛容さには頭が下がる
翌日、私はホップに電話を掛けた。｢しばらく教えることは出来ない｣と伝えるために
｢分かったぞ…。オレが悪かったのはじじつだし…｣
｢違う違う！しばらくフィールドワークでいないから研究所にはいないよってこと。ママさんには研究所に通うのは駄目って言われたの？｣
｢えっと…、Aが許してくれるならいいって言われたぞ｣
｢そっか、じゃあ私がフィールドワークから帰ったらまた連絡するね｣
分かった！と元気よく返事をするホップ。パァァと効果音が聞こえそうなくらい目を輝かせているのが想像できるほど嬉しさが伝わってくる
電話を切ると私と同じくリビングにいたソニアが話し掛けてきた
｢ごめんね！Aにばっかり任せちゃって｣
｢全然、フィールドワーク楽しいし。…ソニア、そろそろバイトの時間じゃない？早く行かないと遅刻するよ｣
｢あー！ホントだ！！それじゃ行ってくるね〜｣
続いて私も出ようとバッグを背負うと博士に呼び止められた
野生ポケモンやその環境の調査がメインだが、もし願い星を見つけたら持ち帰ってほしいこと。あとは忘れ物はないか等々…
｢はい！ちゃんとコレも持ってます｣私はポケットからスマホを取り出してみせた
これはフィールドワークでの記録を取るためにと博士から支給されたものだ。もちろん連絡も取れるしネットも使える。とても有難い
｢では、よろしくお願いしますね｣
｢行ってきます！｣
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ふっとう(プロフ) - マグナさん» コメントありがとうございます！面白いと言ってもらえるととても励みになります。更新がんばります！(p`･ω･´q) (2022年5月21日 18時) (
レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
マグナ - アッ...誤字った。 (2022年5月21日 17時) (レス) @page49 id: 0737f5af8e (このIDを非表示/違反報告)
マグナ - 面白すぎる。一気読みしました！再新楽しみにしてます！頑張ってください (2022年5月21日 17時) (レス) @page49 id: 0737f5af8e (このIDを非表示/違反報告)
ふっとう(プロフ) - 作者ふっとうです。いつの間にか星の色が変わっており驚きました。更新が遅れているにも関わらずこうして読みに来ていただけて本当に嬉しいです！今後ともどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年5月7日 1時) (レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
ふっとう(プロフ) - ぬこの妖精【見る用】さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(*^^*)ペース遅いですが頑張って更新していきますのでよろしくお願いします！ (2022年4月15日 13時) (レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2021年5月29日 21時
