４１話：生真面目ジムトレーナー ページ44
｢またのご利用お待ちしております！｣
｢ありがとうございました｣
私達はナックルシティの６番道路入口にいる
親切にもタクシーのお姉さんが宝物庫の建物の特徴を教えてくれた。場所もすぐ近くにあるようだし迷うことは無さそう
｢本当にすぐだった｣
ほんの数分歩けば立派な石造りの建物を見つけた
大きな扉の上にドラゴンを模した飾りがあって私から見て右隣にブティックがある。特徴も聞いた通りだし間違いない
私が手をかけると扉はぎぎぎと音を立てて開いた
内装は石壁というのを除けば至って普通
｢そこの貴女｣
声のする方を向くと入口すぐにあるカウンターの中に女性が立っていた
ジムのユニフォームを着てる…、この人もジムトレーナーなのかな？どことなくスタジアムにいた眼鏡君と雰囲気が似てる
｢私達のいるこの部屋までは誰でも入れるけれど、ジムリーダーであるキバナ様の許可がなければ宝物庫へは入れませんよ｣
｢許可は貰っていますよ。私はAといいます。昨日、キバナさんから電話がありませんでしたか？資料室を見せて頂けると伺ったのですが｣
彼女は思い出したように｢あっ｣と口にした
｢失礼しました。確かに昨日、キバナ様から連絡がありました。それでは資料室へご案内します…が、ポケモンはしまって頂いてもよろしいでしょうか？資料室には貴重なものが保管してあるので…｣
それはごもっともだけれど…、どうしようか
ジークをゲットしてるわけじゃないから、勿論モンスターボールなんて持っていない
｢バフッ｣
部屋の奥まで歩いていきこちらに向き直ってお座りをするジーク
｢待っててくれるの？｣と聞けばこくこくと頷かれた
ジークをこの部屋で待たせてもいいか彼女に確認すると少し戸惑っていた
ガラルのジグザグマは気性が荒く好戦的
生息地は幅広いしガラルに住んでいれば知らない人はいないだろう
彼女は躊躇しているようだったが、きちんとお座りしてこちらを見ているジークを見て、｢大人しくしていられるのであれば｣と許可してくれた
〈暇だったら外に出てもいいからね〉
街中だし、ネックレスを見れば流石に野生じゃないことは分かるはず。泥棒じゃない限り常識人ならボールを投げないだろう
それに、ジークなら足も速いし簡単に逃げることができると思うし…
｢では、こちらへ。階段を上った先に資料室があります｣
私はジークに手を振り彼女の後ろを着いていった
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ふっとう(プロフ) - 伯方の塩さん» ありがとうございます！お話を上げたのでぜひ読…、もしかしたらもう読んでくれてるかもですね。これからも今日明日をよろしくお願いします^^* (2021年5月15日 23時) (
レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください(*´∇｀*) (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふっとう(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます！そろそろ更新しますのでお楽しみに！ (2021年5月11日 11時) (レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - ジーク！！！！可愛い…これからも無理せず頑張ってください (2021年5月11日 1時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2021年3月31日 20時
