４０話：私、何かした？ ページ43
｢………頭だる｣
のそりと首を持ち上げ備え付けのデジタル時計を見ると、時刻は深夜の２：３４
泣き疲れてあのまま寝てしまった。あんなにボロボロ泣いたのは初めてかもしれない
ジークは私の腕枕でスーと寝息をたてている
私はそっと腕を引き抜きベッドを離れ洗面所に向かった
｢うわ、むくんでる｣
電気をつけると、鏡には目がぱんぱんに腫れた私の顔が
｢…洗うか｣
濡れた顔をタオルで拭いてからもう一度鏡を見、まぶたを指でふにふにと触る
｢明日になっても腫れてたら恥ずかしいな…｣
ぱちっと電気のスイッチを切りベッドに戻る
ジークを起こさないようそっと横になると、ジークの方からぴたっとくっついてきた
｢寝て…る。…おやすみジーク｣
横になっていると意外にもすぐ眠気がやってきて、私はそのまま目を閉じた
翌朝、ジークに叩き起された私は支度を整えホテルを出た
｢バワワワ！｣
｢うるさいなぁ、分かってるよ｣
結局、一晩たっても目の腫れは引かず私はそれを隠すよう帽子のつばをくいっと下げた
｢たしかにブサイクかもしれないけど、そんなに笑わなくたっていいじゃん！｣
とりあえず、昨日の話は一旦保留に
ジークはこのまま私の旅に付き合ってくれるようで、変わらず私の元にいてくれるらしい
｢？｣
空飛ぶタクシーを待っている間、街ゆく人達が私達をちらちら見ているのに気が付いた
私がその人達を見ると｢きゃっ、こっち見た！｣、｢うわ、本物だ…｣とかまあ様々な反応
｢私どっかで何かやらかした…？｣
タクシーが来るまで、その視線のせいで居心地の悪い思いをした
｢ってことがあったんですよ。一体何だったのかさっぱりで…｣
電話で昨日のバトルで変化したリンク状態についてプラターヌ博士に報告し、さっきまでのことを愚痴った
｢ははは！それは大変だったね。多分だけど、Aはイッシュで有名人になっただろう？君を知ってる人がガラルにもいたんじゃないかい？｣
｢まさか〜！｣
大分経っているし覚えてる人なんているかなぁ？
｢とにかく君達の現象についてはさっきも言ったように…｣
｢似たような現象があったんですよね？｣
｢うん。でも、君の話を聞く限りそれに当てはまらないんだ。共通する部分はあるけれど…僕は別物だと思う。今後も何か気付いたことがあれば知らせてほしい｣
｢分かりました｣
リンク状態…なぜ私とジークなのか
何か理由があるんだろうか？
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ふっとう(プロフ) - 伯方の塩さん» ありがとうございます！お話を上げたのでぜひ読…、もしかしたらもう読んでくれてるかもですね。これからも今日明日をよろしくお願いします^^* (2021年5月15日 23時) (
レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください(*´∇｀*) (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふっとう(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます！そろそろ更新しますのでお楽しみに！ (2021年5月11日 11時) (レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - ジーク！！！！可愛い…これからも無理せず頑張ってください (2021年5月11日 1時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2021年3月31日 20時
