３話：マッチョな童顔 ページ5
玄関からすぐリビングが続いている
青年に好きなところに座ってと言われ、
リビングにある椅子に腰をおとした
木のいいにおいがする…こういうのいいなぁ
｢飲み物はいまうちに置いてあるのがミルクしかないですが、それでもいいですか？｣
彼はキッチンのある方へ歩きながら話しかけてきた
｢はいっ、お願いします｣
私がそう答えると、いつの間にかジグザグマがやってきて膝にぽすりと乗っかった
その様子を見ていたのか
仲がいいですねぇ。と彼は微笑んでいる
｢あはは…
今日、出会ったばかりなんですけどね｣
｢不思議ですねぇ。
まるで一緒にいるのが当たり前に見えるわ｣
そう言ってミルクの入ったマグカップをテーブルに、
私の前に置いてくれた
湯気がのぼっていて、ほのかにあまい香りがする
匂いにつられたのかワンパチがくぅんと鼻を鳴らし、彼のズボンをカリカリと引っかいている
彼は困ったように笑いながらもミルクの入ったお皿、２匹分を床に置いた
ジグザグマに触れているから分かることなんだけど、興味無いフリして内心ではミルクを飲みたがっているのを私は知っている
男の子だからなのか、
クールぶりたいのかもしれない
可愛いやつだな、なんて思っていると
私の気持ちを読み取ったのか腕を軽く噛まれた
この触れるとお互いの意思を共有できる現象が一体なんなのか…。今までに触れたポケモン達とは何も無かったのに
カロスでメガシンカの話を聞いた時、道具だけじゃなくポケモンとトレーナーの絆も関係していると言ってたっけ…。絆についてメガシンカ以外に何か博士は知ってるかな？
考えていると急に膝が軽くなるのを感じた
ジグザグマがミルクを飲みに行ったのか
｢ウールー集めを手伝ってくれてありがとうございます。初めてとは思えんくらいうまかったですよ｣
彼は向かい合うように私の前に座った
｢あの子のお陰ですよ｣
そう言って私はジグザグマを見た
美味しそうにぺろぺろと舌でミルクを飲んでいる
｢息もピッタリやったし、お姉さんも……｣
彼はそこまで言ってぴたりと止まり、
｢名乗るのを忘れてました｣と、頬をぽりと指でかいた
｢僕はヤローといいます｣
｢私はAです｣
それから二人で話しているとある事実が判明した
ヤローさんは私を初めお姉さんと呼んでいたが
実は彼の方がお兄さんだった！
しかも、私と同じティーン！！
あんなに童顔なのに…、いや身体は大人顔負けだけど
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ふっとう(プロフ) - 伯方の塩さん» ありがとうございます！お話を上げたのでぜひ読…、もしかしたらもう読んでくれてるかもですね。これからも今日明日をよろしくお願いします^^* (2021年5月15日 23時) (
レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください(*´∇｀*) (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふっとう(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます！そろそろ更新しますのでお楽しみに！ (2021年5月11日 11時) (レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - ジーク！！！！可愛い…これからも無理せず頑張ってください (2021年5月11日 1時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2021年3月31日 20時
