２１話：仕方ない ページ24
｢そのポケモン？俺に会わせたいと言っていたのは｣
ワタルは私の足に隠れているジークを見た
｢あー、うん。そうなんだけど…、場所を変えて話そう？｣
周りの視線が痛い…。気になるのは分かるけどジロジロと見ないでほしい
｢分かった。一旦、外に出よう｣
私達はスタジアムを出て跳ね橋を通り過ぎた所で足を止めた
｢…この子と私の事について話しておきたくて会いに来た｣
共有改め、リンク状態について昨日あったことや博士との会話も含め全てワタルに話した
｢あだ名までつけて…、トレーナーになるつもりなのか？｣
｢なるつもりは…ない、けど一緒にいたい
……言われなくても分かってる
後のことを考えるなら別れなきゃいけない
本当は離れた方がいいって…分かってはいるんだけど…。ジークのこと手離したくないって思ってる｣
｢…気持ちはもう決まってるんだろう？｣
私は俯きながら小さく返事した
｢なら、俺からは何も言うつもりはない。最終的に今後どうするか決めるのはお前達だ｣
｢ごめん。愚痴みたいになっちゃって…｣
｢構わない。今までお前からそういった話を聞くことなんてあまりなかったし…。むしろ、もっと俺を頼れ馬鹿。一人で抱え込むな
…お前の秘密を知っているのは俺だけだろ｣
｢うん…ありがとうワタル。こっちで旅しながら考える…、ジークともちゃんと話し合うよ｣
それから、暫く話し込んでいるとさっきの眼鏡君がやってきた
｢ワタルさん。他のジムトレーナー達が貴方を呼んでいます｣
｢引き止めてごめん、ワタル。あっ！私、宝物庫にある資料を見たかったんだけど……｣
口利きしてくれない？と眼鏡君に聞こえないようこそっと話した
｢悪いがそれは難しい｣
｢えっ、なんで？？｣
焦ってそう聞くと、いまジムリーダーは不在らしく、どこかのＷＡにいるというのは分かっているが、修行中は連絡がとれないんだとか
｢えぇ、一番の目当てだったのに…｣
｢俺が滞在中にジムリーダーが帰ってきたら連絡してやるから、そう落ち込むな｣
｢…分かった。ワタルはジムトレーナーさん達の所に早く戻ってあげて｣
｢あぁ、それじゃあなA｣と片手を上げて塔の中へ入っていくワタル
…様になってるなー
カイリューだけは離れがたそうに私の側にいたが、ワタルに呼ばれ渋々と歩いていった
｢仕方ない、連絡が来るまで他の町で時間を潰すしかないね｣
私は地図を取り出し、ラテラルタウンを探した
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ふっとう(プロフ) - 伯方の塩さん» ありがとうございます！お話を上げたのでぜひ読…、もしかしたらもう読んでくれてるかもですね。これからも今日明日をよろしくお願いします^^* (2021年5月15日 23時) (
レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください(*´∇｀*) (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふっとう(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます！そろそろ更新しますのでお楽しみに！ (2021年5月11日 11時) (レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - ジーク！！！！可愛い…これからも無理せず頑張ってください (2021年5月11日 1時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2021年3月31日 20時
