１２話：頭パンクしそう ページ15
お風呂から上がりリビングに向かう途中、話し声が聞こえた。アジュガさん達が話してるのかと思ったけど…。そこにはヤローさんだけで、彼の手には何故か私の携帯が握られていた
そして、謝りながら携帯を手渡してきて｢ジグザグマが持ってきたんです｣と言った
なるほどね。大体は把握した
私は彼にお礼を言い携帯を受け取る
｢もしもし｣
｢ちゃんと説明しろ｣
おー、こわ
私は｢少し待ってて｣とワタルに残し、送話口を押さえきまり悪そうに立っているヤローさんを見た
｢大丈夫ですよ。ヤローさんもお風呂に入ってください｣と笑えば、彼は会釈しながら小声で謝罪して浴室の方へと歩いていった
｢おまたせ。いまターフタウン。雨宿りにヤローさん…さっきの電話の人ね。その人の家にお邪魔したんだけど予報だと一晩中降るらしくてさ、ご好意で泊めてもらえることになった｣
｢さっきの男の母親も住んでいるというのは本当か？｣
｢うん。アジュガさんね。とても良い人だよ
お風呂から上がったら連絡するつもりだったんだよ
ワタルに会わせたい子がいるから、近いうちにナックルシティに行くって電話しようと思って｣
｢会わせたいって…いや、それも気になるが掛けた電話に、ヤローといったか？いきなり男が出たから驚いたぞ｣
｢あー、それはねー携帯は部屋に置いてたんだけど…
今言った合わせたい子がヤローさんに持っていったみたい
心配させて悪かったけどさ、流石に一人暮らしの男性の家に泊まるような真似はしないよ？｣
私にだってちゃんと危機管理能力くらい備わってる
まあ、初めて旅に出て間もない頃、ダイゴさんと野宿したことはあるけど…あれは不可抗力だ。しかも当時１１歳。そんなちんちくりんをどうかしようだなんて誰も思わない。むしろダイゴさんに失礼だ
｢…お前が無事ならいいんだ
それで？合わせたい子って誰なんだ？｣
｢会ってからのお楽しみ！
そういえば、ワタルいつまでガラルに滞在するの？｣
｢１０日ほどの予定だ｣
思ったより短い
ワタルも忙しい身だし、しょうがないのかな
｢了解。近いうちそっちに行くよ｣
｢あぁ、分かった。おやすみA｣
｢ん、おやすみ〜｣
ピッとボタンを押して通話を切り、長めに息をつきながらソファに腰掛ける
考えること、やることいっぱいあって頭パンクしそう
｢あだっ｣
ぼふっと音を立てて私はソファに倒れ込んでしまった
【Aは なにものかの こうげきをうけた！】
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ふっとう(プロフ) - 伯方の塩さん» ありがとうございます！お話を上げたのでぜひ読…、もしかしたらもう読んでくれてるかもですね。これからも今日明日をよろしくお願いします^^* (2021年5月15日 23時) (
レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - 楽しみにしてます！！！無理せず 頑張ってください(*´∇｀*) (2021年5月15日 20時) (レス) id: 206e5936d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふっとう(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます！そろそろ更新しますのでお楽しみに！ (2021年5月11日 11時) (レス) id: 09faf525cc (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - ジーク！！！！可愛い…これからも無理せず頑張ってください (2021年5月11日 1時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2021年3月31日 20時
