５話：萌えキュン死そうです ページ10
｢知らない天井だ｣
……なんてちゃって
ベットに運ばれるまでのことはしっかりと覚えてるよ
まだ少し気怠いけど起きなきゃ
昨日は急に押しかけて迷惑かけちゃったし
ベッドから身体を起こすと窓から日が昇るのが見えた
｢ラキ？｣
と、声のする方には昨日のラッキーが部屋の入口に立っていた
私の顔を見てほっとしたように息をつくと、トコトコと近づいてきてトレーごと私に差し出してきた
そこには水が入ったコップと
ほかほかの濡れタオルが乗っかっていた。
トレーを受け取ると、
ラッキーは早々と部屋から出ていってしまった。
｢忙しそうだな｣
貰った水を一気に飲み干してタオルで顔を拭くと頭がスッキリした。
その後は着替えを済ませてロビーへ行くと
ジョーイさんに声をかけられた
｢あら、おはよう
身体の調子はどう？もう大丈夫？｣
｢おはようございます！
おかげさまでもうすっかり
昨日はご迷惑お掛けしてすみませんでした｣
｢いいのよ気にしないで、
…そういえば！
あなたのポケモンは休ませなくてよかったかしら？｣
昨日は慌てていて
忘れてしまっていたと謝るジョーイさん
｢あ、大丈夫です
私ポケモンをもっていないので｣
驚いている彼女に改めてお礼を言って、
桃色のあの子の姿を探した。
あのラッキーにもお礼を伝えたかったけど…
もしかしたら、まだ忙しいのかもしれない。
ジョーイさんに伝言を頼みポケモンセンターを出ると、後ろからラッキーが｢待って！｣と言うように鳴きながら何か包みを持って走ってきた。
｢ラ、ラキ！｣
グイグイと私のお腹に押しつけてきたそれは
布越しでも分かるくらい温かい
｢これ、私に？｣
と聞けば、こくこくとうなずいてくる
包みをひらくと、
おにぎりが５つも入っていた
｢！｣
あつあつ…
これ、できたてだ
ラッキーの手をみると少し赤くなっていた
【Aは ラッキーの
けなげさに むねをうたれた！】
｢ありがとう！大事に食べるね｣
そう言って桃色の手を握ると、
嬉しそうにほっぺたをほんのりと染めていた
私はとっさに口元を手で覆うように隠した。
【ラッキーの てんしのほほえみ！】
【Aには こうかはばつぐんだ！】
｢…かわいすぎでしょ｣
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D - 仕事で疲れてたからかな？エプロンごと引き離し〜で凄く泣きそうになってしまった(T . T) (5月19日 21時) (
レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
ソウルズ(カービィ)LOVE(プロフ) - はじめまして！この作品、世界線(？)が大好きです！トリップものって、普通はその世界を楽しむ線でストーリーが進んでいくのに対して、この作品は元の世界に戻ろうとするストーリーが新鮮で大好きです！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2020年12月21日 19時
