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37話:そんなの聞いてない! ページ49

「サポート内容にバトルも入れるの?」


「普通のバトルに近い形でやりたいんだ

俺がポケモン達に指示を出して特訓するというのを考えていたんだが…」


「それ、私である必要ないでしょ。ここにいるドラゴン使いの見習いさん達とやればいいんじゃないの?」


「…正直、物足りないんだ」


「いやいや!私は素人だし!
ワタルの相手にはならないと思うよ?」


「前に一度やったことあるだろ」


「あれはバトルというより混戦でしょ」


「それに、お前なら遠慮なくやってくれるだろ

他のやつらは始めから俺に負けると思って本気でやってくれないんだ」


長老様に認められた若きドラゴン使い


「みんなワタルを尊敬してて、勝つぞ!っていうよりバトルできて嬉しいって感じだもんね」


バトルは苦手だけど、チンピラとやりあった時とは状況が全く違うし…


「だから頼む、俺とバトルしてくれ」


あまり気にせずやってみようかな?


「わかった、その代わり何か賭けよう

ただバトルするんじゃつまらないし、そっちの方が張り合いもでそうじゃない?」


「いいぞ、何を賭ける?」


「今日のおやつ!」


「安いな…」


「安くないし!大福だよ?!しかもイチゴ!」


今現在、寝泊まりはワタルの叔母さんの家でお世話になっている

そのおばさんが、お昼の後に出してくれると聞いて私はかなり楽しみなのだ


「もういい、それでいいよ」


ワタルは呆れ顔で面倒そうに返してきた


落ち着け私怒るな私


「どのポケモンでやるの?」


「Aはハクリューを、俺はカイリューだ」


「…いま、ハクリュー2匹でしょ」


演技派ミニリュウ君は、カントーを旅して強くなった。進化して今では立派なハクリューに


「前にお前と戦ったハクリューだ
知ってるだろうが技も変わっていない、ちゃんと覚えてるよな?」


「もちろん!審判はどうする?」


「セルフジャッジだ」


「了解。」


勝ったら大福2つは私のモノ


ちなみに一個400円のお高めなお大福様

バッケージのロゴが有名店のやつだ、間違いない


「本当にお前は顔に出るな」


「バカにして…絶対勝ってやるから!」


「勝てるものならな」


むっかぁー!

そうやって鼻で笑ってられるのも今のうちだ!


私はあの時と同じようにボールを前に突き出す



「俺が勝った場合、何にするか決めてなかったな」



「大福じゃないの?」



「…俺が勝ったら」







旅をやめて元の世界へ帰るな







「…………は?」

続編へ→←36話:怒ると老け顔…



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D - 仕事で疲れてたからかな?エプロンごと引き離し〜で凄く泣きそうになってしまった(T . T) (5月19日 21時) (レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
ソウルズ(カービィ)LOVE(プロフ) - はじめまして!この作品、世界線(?)が大好きです!トリップものって、普通はその世界を楽しむ線でストーリーが進んでいくのに対して、この作品は元の世界に戻ろうとするストーリーが新鮮で大好きです! (2021年8月9日 22時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふっとう | 作成日時:2020年12月21日 19時

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