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14話:合いの手 ページ22

ミシロまでは博士の助手さんが運転してくれるらしい


「博士は町へ来るとき車に乗ってたんですよね?」


「うん、そうだよ?」


「どうしてあんなに息が切れていたんですか?」


「ああ!それはね!来る途中ポチエナの群れに運悪く遭遇してしまってね…」

怖くて叫んでいたら息が切れちゃったんだ、と舌を出してテヘッとする博士


それ運転妨害じゃ…
叫び声を浴びて運転した助手さんが不憫だ


その助手さんは道を迂回しながら群れがいないか注意しつつ車を走らせ、私達を無事ミシロまで運んでくれた


助手さんはミナモに仕事の用事があるとかでそのまま行ってしまった


オトナって大変だな…


そして、助手さんを見送ったあと
博士の自宅へお邪魔することになった


「あれっ、もう昼過ぎてたのか…

お腹すいたよね?
サンドイッチでもいいかい?」

博士は手際よく具材をはさみ
どうぞ!とテーブルに置いた


「えっ?あっ、はい!いただきます!」
皿に乗せられたそれを私はパクリと食べた


「それじゃあ、君の冒険を聞かせてくれないか?」


「え?いや、冒険なんてそんな大層な…」


「ポケモン無しの旅は大変だったろう?
君のこれまでの道のり教えてくれ!」


ずいっと食い気味に言われ


「わっ、かりました」
思わず返事をしてしまった






何から話そう?


まずは…


サイクリングロードを歌いながら渡り
キンセツシティまで行ったこと


「あそこは景色いいから気分良くなっちゃうよね!」


叔母の運転が凄まじかったこと


「それはご愁傷さまだね」


ハジツゲにあるポケモンセンターの
ラッキーとの出会い


「ふむふむ」


リュウセイの滝の入口でカナズミまで同行してくれる親切なトレーナー、ダイゴさんに出会ったこと


「へぇ!」


洞窟で一晩過ごしたこと


「それでそれで?」


ダイゴさんのバトルが物凄かったこと

珍しい石がとても大好きで色々な話をたくさん聞かせてもらったこと


「うんうん!」


相槌がすごいな…


「トウカへは車をヒッチハイクしてきて
こうして博士に会うことが出来ました」


なるほどね、話してくれてありがとう!と満足そうに頷く博士


「聞いてて思ったんだけど、その『ダイゴ』って男の子、もしかしたらツワブキ社長の息子さんじゃないかな?

まだ14で若いのに凄腕のトレーナーだって聞いたよ、親子そろって石マニアっていうことも」



「…ツワブキ?」



聞いたことない?

『デボンコーポレーション』って会社

15話:ややこしい→←13話:ヒッチハイク!



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D - 仕事で疲れてたからかな?エプロンごと引き離し〜で凄く泣きそうになってしまった(T . T) (5月19日 21時) (レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
ソウルズ(カービィ)LOVE(プロフ) - はじめまして!この作品、世界線(?)が大好きです!トリップものって、普通はその世界を楽しむ線でストーリーが進んでいくのに対して、この作品は元の世界に戻ろうとするストーリーが新鮮で大好きです! (2021年8月9日 22時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふっとう | 作成日時:2020年12月21日 19時

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