アイオライトの君（１） ページ19
いつものように珍しい石と出会う為、リュウセイの滝へと訪れていた
洞窟の入口で出会った女の子は
大人っぽいような
でも少し風変わりな子だった
ポケモンを持っていないと聞いたときは驚いたな
コドラと仲良くしているのを見て、ポケモンを嫌っているわけじゃないというのはすぐに分かった
むしろポケモンの話をする時、
とても楽しそうな顔していたから
でも洞窟を出てからはずっと浮かない顔をしていて、話し掛けてもぼんやりしていることが多かった
たぶん僕がトレーナーとバトルしたあの時からかな
彼女はポケモンを持っていない
バトルを見て何か思うことがあったのかもしれない
｢…大分歩いたし、休憩しよう｣
このまま歩いていたら
怪我をしてしまうかもしれないしね
木陰へと呼んで
隣へ座るよう地面を軽く叩いた
悩んでいる彼女の気分を変えられる
何かいいものはないか…
なんとなくポケットに手をのばすと
カサっとした感触が
ひらめいた僕は彼女が腰を下ろした瞬間
ほほに水入りのボトルを当てた
｢ひぃっ！｣
肩を跳ねさせて驚く姿は意外にも面白かった
拗ねたように怒る彼女の口にソレを入れて黙らせる
｢食べ終わる頃に出発しようか｣
悔しそうに飴をくわえている所をみると
悩み事から気を逸らすのには成功したみたいだ
君の落ち込んだ様子は見たくないからね
でも事情を知らない僕には彼女に掛けてあげられるような気の利いた言葉は思いつかない
かといって
悩みの種を聞くのは本末転倒だ
そうだ！石の話をしよう！
ケイブキューブの話をした時も面白そうに聞いてくれていたし、気を紛らわすくらいはできるだろう
飴がとけてからも
街へ着くまで僕は喋り続けた
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D - 仕事で疲れてたからかな？エプロンごと引き離し〜で凄く泣きそうになってしまった(T . T) (5月19日 21時) (
レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
ソウルズ(カービィ)LOVE(プロフ) - はじめまして！この作品、世界線(？)が大好きです！トリップものって、普通はその世界を楽しむ線でストーリーが進んでいくのに対して、この作品は元の世界に戻ろうとするストーリーが新鮮で大好きです！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2020年12月21日 19時
