:つづき(3) ページ7
父さんと母さんの子どもになってしばらく経ち、キルリアとは姉妹のように仲が良くなった。
戻った記憶はどれも断片的ではあったけれど、
それでも分かったことがある。
まず一つ、私はこの世界の住人じゃないこと
不思議な生き物があちこちにいるポケットモンスターの世界にやってきた、とおもう。
記憶の中の私は、ポケモンがゲームやアニメとして知られている世界で暮らしていた。
大人になってまでも、時間を見つけてはしょっちゅうゲームをプレイしていたし…
子どもの頃なんて、決められた時間を無視して親に取り上げられるまで遊ぶほど大好きだった。
……問題なのはここからで、
いま私は某アニメのように見た目は子供で中身は大人な少女になってしまっている。
こころなしか、
容姿も元の姿とは少し変わっている気もするし…
こちらの世界へ移ったときの副作用ようなものなのかもしれない。これはあまり考えても仕方がないので放っておいた。
要するに、
私は異世界へトリップして
体が縮んでしまったらしい
記憶が戻ってからというもの私は悩んでいた
血は繋がってはいないけど、大好きな両親や姉として私を可愛がってくれるキルリアを想った。
そして決めた
元の世界へ帰ることを
私がポケモンをもたない理由がこれだ
物語やゲームと違って彼らは生きている
御話に沿って動くキャラクターではないし、ゲームのようにプログラムされたものでもない。
だから、いずれこの世界を去る私にポケモンというパートナーは必要ない。
いっしょに旅をすれば楽しいだろうとはおもう
でも、元の世界へ帰るための旅だ
別れる時、きっとそれ以上に辛く悲しい思いをさせるかもしれない…
私はきっとそれに耐えられない
「わかってて一緒に旅なんかできないでしょ」
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D - 仕事で疲れてたからかな?エプロンごと引き離し〜で凄く泣きそうになってしまった(T . T) (5月19日 21時) (レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
ソウルズ(カービィ)LOVE(プロフ) - はじめまして!この作品、世界線(?)が大好きです!トリップものって、普通はその世界を楽しむ線でストーリーが進んでいくのに対して、この作品は元の世界に戻ろうとするストーリーが新鮮で大好きです! (2021年8月9日 22時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふっとう | 作成日時:2020年12月21日 19時