☆ ページ30
その瞬間。
まっすぐな瞳で
私を改めて見つめながら。
そう、プロポーズの時と
おんなじ色の瞳で。顔で。
翔が言葉を続けた。
「でも。たとえそういう
瞬間がきたとしても。
相手はお前以外ありえねぇわ。
何度だって。
俺はお前との未来を
誓うに決まってるから。」
...しょ.../////
思いがけない
まっすぐな言葉で。
翔の気持ちがダイレクトに
伝わってくる。
びっくりで。嬉し過ぎて。
口開けたままただただ
呆然とするだけの私。
始まったパイロットの
機内アナウンスも
どんどん遠くに
小さくなっていく。
そんな私に。
次の瞬間、クスッと笑って。
すばやく周りを見てから
そっと触れるか触れないかくらいの
キスを一つ落としてくれた翔。
「しょっ...///」
言いかけた私の唇に
人差し指当てて。
いたずらっこみたいに
微笑む翔。
そうして。
おでことおでこを
こっつんこさせて。
目と目を合わせたら。
どちらからともなく
ふふっと笑い合った。
「....お父さんに。
殴られたらごめんね。
一応私、1人娘だから...(＞＜)」
「んー...実はそのくらいは
覚悟してる。
大切な娘さんを
いただきにあがるんだし(^^)。
でも。認めてくれるまで
何度だってお願いにあがるよ。
絶対お前のことは
あきらめないから。」
「....ありがとう、翔」
翔、本当にありがとう。
出会ってくれて。
好きになってくれて。
同じ時を重ねてくれて。
そして。
これからもずっとずっと
一緒に歩いていくことを
選んでくれて。
前言撤回。
今の翔なら絶対大丈夫。
きっと何もかも
うまくいくに決まってる。
そんなたくさんの想いを込めて。
毛布の下でそっと重ねた手と手。
気付いて。極上の笑顔と
しっかりとその手
握り返して答えてくれる翔。
気がついたらいつのまにか
重ねた手と手をどちらからともなく
ギュッと絡め
つなぎ合わせていた私達。
翔、頑張ってね。
絶対、翔の思いは伝わるから。
そうしたら次は私の番。
この旅から戻ったら。
今度は私が翔のご両親の前で
頑張ってみせるから....ねっ。
＜ END ＞
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かこ(プロフ) - kazuさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます(*^^*)いつかは...でも今はまだ妄想上であってほしいですよね(^.^)今はまだ私たちがヒロインでいっぱい夢みちゃいましょう♪嬉しいお言葉本当にありがとうでした〜(///∇///) (2016年12月4日 21時) (
レス) id: dcc5e96cf5 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - かこさん素敵なショートストーリーありがとうございます。すっごく胸がキュンキュンしました。今の彼等にこのお話しが当てはまる日がいつか来るのでしょうね。その日まで自分が主人公になって5人との結婚を夢みたいなと思います。ありがとうございました。 (2016年12月4日 21時) (レス) id: 3d79f0a9bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2016年12月4日 11時
