★ ページ27
「....ありがと...」
それだけ言うのが精いっぱいで。
胸の奥からもうとめどなく
あふれてくる嬉しさを
ごまかすように続けて口にしてた。
「.....シャ、シャワー
借りていい....？」
このぬくもりから
離れたくなんかないくせに。
わざとそうつぶやいた私。
潤にひきとめてほしくて。
まだこのまま側にいてほしいって
思ってほしくて。
そんな気持ちお見通しで。
フッと優しく微笑んで。
私の体、自分の方に
くるりと向けなおす潤。
「ダメ」
まるでそれは魔法の言葉。
私の。欲しかった言葉。
そんなつやっぽい、
甘い瞳で言わないで。
もうとっくに私は
潤のとりこなんだから....
力強い言葉とはうらはらに。
優しく降り注がれるキスの雨。
唇重ねながら。
不意にぽろぽろと
こぼれ落ちてきた涙。
すごくすごく好きな事。
ただ伝えたいだけなのに
どうして涙が出てくるんだろう。
なすすべなんてなくて。
言葉すら出てこなくて。
ただただ。
幸せすぎて泣けてくる。
その涙に気がついて。
今度は心配そうに私の顔を
のぞきこんでくる潤。
その顔が。やっぱり愛しすぎて。
また涙になりそうだったけど。
”大丈夫だよ”って
想いをこめて笑顔を返した私。
私の気持ちも。涙の真意も。
きっと潤には伝わってしまってるね。
ほっとした表情に変わり。
また優しく私の頬を包み込んで。
ゆっくりと唇を近づけてくる潤。
少しずつ縮まっていく２人の距離を
感じて目を閉じながらつと思う。
答えはきっとこの瞳の中にある。
ゆっくりと近づいて。
涙をぬぐってくれる優しい唇に。
私の頬にかすかに触れるまつ毛に。
また私を愛で始める指先にあるんだ。
そう。きっと。
あなたの全てが唯一の答え。
潤。愛してる。
あなたが大好きです.....
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かこ(プロフ) - kazuさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます(*^^*)いつかは...でも今はまだ妄想上であってほしいですよね(^.^)今はまだ私たちがヒロインでいっぱい夢みちゃいましょう♪嬉しいお言葉本当にありがとうでした〜(///∇///) (2016年12月4日 21時) (
レス) id: dcc5e96cf5 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - かこさん素敵なショートストーリーありがとうございます。すっごく胸がキュンキュンしました。今の彼等にこのお話しが当てはまる日がいつか来るのでしょうね。その日まで自分が主人公になって5人との結婚を夢みたいなと思います。ありがとうございました。 (2016年12月4日 21時) (レス) id: 3d79f0a9bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2016年12月4日 11時
