5. 無謀な名案 ページ5
「残るって、お前1人で
こんな広い家に置いていけないよ？」
「なら、大学の近くで
1人暮らしするっ！」
「1人暮らしなんて
もっと危ないっ！絶対だめだ！！」
「私もう１９歳になるんだよっ？！
パパは過保護すぎる！！ ねぇ、ママ？！」
「あっ、そ、そうねぇ...
でもアメリカと日本で
離れて暮らすのはママも心配だわ。
ましてや1人暮らしなんて。
Aちゃん。家のこと
あまりできないし...」
助けを求めるも。困った顔で
ママは右往左往するばかり。
しかも。”家のこと”って....
痛いとこつかれてるし...★
でも。冗談じゃない。
今の今になってそんな展開。
私は日本にいたい。
なんとしても今は
春樹の側を離れたくない。
そのためには.....
その時、視界の端に
パッと入ってきた
しょーちゃんの顔。
心配そうにパパと私の
言い合いを見つめている。
.....そうだ....っ....!!
瞬間ひらめいた、
無謀とも名案ともいえる考え。
そうしたらもう口走っていた。
「....じゃあ....私、
しょーちゃんと暮らすっ！！
しょーちゃんち、大学からも近いし。
”1人暮らし”じゃないし。
それならいいでしょう？！」
＜＜＜ ぶはぁっ★★★ ＞＞＞
私がそう叫んだとほぼ同時に。
口にしてたビールを勢いよく
吹き出したしょーちゃん。
「...っ、は、はぁっ....っ？！」
あの大きな瞳、まんまるにして。
かなりキョドりながら
私を見つめてくる。
パパもママも。
櫻井のおじさまもおばざまも。
誰1人何も言えずに
あっけにとられて呆然としてる。
....だよね。
今頃になって自分が
突拍子もないこと言った現実味が
ひしひしと増してくる。
ありえないって。
うん。そんなのわかってる。
でも。もう今の私には
この手して残ってないんだ。
「っ！！ちょっ、
Aっ 来いよっ！！」
その時。我に返ったしょーちゃんが
勢いよく私の腕を引いて
廊下へと連れ出した。
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かこ(プロフ) - 翔loveさん» ありがとうございます！まだまだ続く今回のストーリー、どうぞしょーちゃんとの同棲生活楽しんでくださいねー（＾＾） (2014年3月8日 9時) (
レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
翔love - 面白かったです！最高でした！！更新待ってマーーーース！！！！！！ (2014年3月7日 15時) (レス) id: 689a8ee5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年3月4日 18時
