38. さらなるハードル ページ38
「この後ひま？」
「あー、私空いてるっ♪」
「なー、久々皆でご飯食べに行かね？」
「いーねっ 行こ、行こっ(^^)」
高校からの、いつものメンバーがそろった
４コマ目が終わった瞬間、
あっちゃんがそう提案してきた。
すっかり頭痛もおさまったし。
私も行こうかな。
でも。即座に皆が乗り気な返事を返す中、
春樹が少し恥ずかしそうに口を開く。
「あ、あのさ、じゃ、
俺１人連れてっていいかな？」
突然の切り出しに皆きょとんとしてる。
次の瞬間、雄介が聞いた。
「誰？」
「....彼女」
「うそーっ 春樹、彼女いたの？！
初耳っ♪、Aは知ってたの？」
わわっ★聡美ちゃん、
私に話振らないでっ(＞＜)
「う....うん....」
「マジ？！あー、
でもAと春樹の仲だもんね。
そりゃ、知ってるか(笑)
いーじゃん、連れてきて
私達にも紹介してよっ♪」
「サンキュ(^^)じゃ、連絡するわ。」
うそっ.....連れてくるの？！
とたん、ざわざわと騒ぐ胸。
キリキリと痛んで。苦しくなる。
やだよ.....春樹と自分のことは。
もうどうしようもないことだし。
私の気持ちの問題だから
私が頑張ってあきらめるだけの話だけど。
でも....まだ
２人一緒にいることろなんて
見たくないよ.....っ！
今日学校に来て。春樹に会うだけでも
大きなハードルだったのに。
昨日の今日で。幸せそうな２人を
目にする自信なんて
まだ全然ないよ...ぉ....
「よーしっ じゃあ、どこの店にする？」
「ねぇ、あそこはどう？」
盛り上がる皆をよそに。
今にも崩れそうな自分を
必死に保つように
何も言えずにいたら。
その時、春樹と合う目と目。
他の皆に聞こえないように
すっと私に近寄って
春樹はささやいてきた。
「お前も行くんだろ？知った顔がいると
あいつも俺も心強いし(^^)」
その一言で一気にこみ上げてくる感情。
や......やだっ！
無理だよ.....っ！！
口をついてその言葉が
出そうになったその瞬間、
私の携帯の着信音が突然鳴り始める。
「あっ、ちょ、ちょっとごめんっ」
....助かった......
皆から少し離れて取りだす携帯。
あ.....しょーちゃん.....っ
電話なんて珍しいけど。
どうしたんだろう...？
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かこ(プロフ) - 翔loveさん» ありがとうございます！まだまだ続く今回のストーリー、どうぞしょーちゃんとの同棲生活楽しんでくださいねー（＾＾） (2014年3月8日 9時) (
レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
翔love - 面白かったです！最高でした！！更新待ってマーーーース！！！！！！ (2014年3月7日 15時) (レス) id: 689a8ee5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年3月4日 18時
