3. しょーちゃん ページ3
「遅れてすみませんっ」
その時。勢いよく
リビングのドアを開けて
しょーちゃんが入ってきた。
「おー、翔くんっ お疲れ様っ」
「あけましておめでとう。
昨日の紅白よかったわよー♪」
「あ、ありがとうございますっ。
今年も宜しくお願いします」
そう答えると同時に。
私のパパからグラス受け取って
なみなみとつがれたビールに
口をつけてるしょーちゃん(苦笑)。
そう。櫻井翔。
今や国民的アイドルグループ・嵐の。
でも私にとっては。
昔から”お隣さん”のしょーちゃん。
物心ついた時には
しょーちゃんはもうジャニーズで。
でもまだ嵐として
デビューとかしてなかったから。
暇な時にはよく遊んでもらった記憶がある。
...ううん、”かまってもらった”
と言う方が正しいかな(苦笑)
勉強おしえてもらったこともあったっけ。
１２こ上のしょーちゃんは。
お兄ちゃん、というより
もはや半分保護者っぽい存在だったかも。
この数年は。空前の嵐人気で
年に数回ほどしか
顔を合わすことはなかったけど。
あまり寝てないよね。
少し疲れた顔。
でもテレビでのキラキラな
”櫻井翔”とは違って
いつもの。お隣のしょーちゃんで
なんだかホッとするけど。
その時、しょーちゃんと目が合う。
目が合った瞬間、
にこっと笑ったしょーちゃん。
久しぶりで少し緊張しちゃうけど。
私から声をかける。
「久しぶり」
「おっ、Aー、元気だったか？」
「４月からしょーちゃんの
後輩になるよ(^^)」
「おめでとう♪しっかり勉強しねぇと
ついてけねぇぞっ(笑)」
いつもの軽口なやり取り。
しばらく会ってなくても
変わんないなぁ、
しょーちゃんは(^^)
「あ。進学祝い、
何かいいか考えといて」
「ホント？！やたっ♪
ありがとう(*^^*)」
こういうとこも変わってない。
昔っから優しいんだ、しょーちゃんは。
私は一人っ子だけど。
本当のお兄ちゃんがいたら
こんな感じなのかな？
....ううん、実際お兄ちゃんがいたら
喧嘩ばかりしてるのかも★
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 507人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かこ(プロフ) - 翔loveさん» ありがとうございます！まだまだ続く今回のストーリー、どうぞしょーちゃんとの同棲生活楽しんでくださいねー（＾＾） (2014年3月8日 9時) (
レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
翔love - 面白かったです！最高でした！！更新待ってマーーーース！！！！！！ (2014年3月7日 15時) (レス) id: 689a8ee5d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かこ
| 作成日時：2014年3月4日 18時
