20. ひそかな計画 ページ20
「じゃ、お先に」
「仕事？」
「ん。あ、今夜ZEROで遅くなるから
しっかり戸締りして寝ろよっ」
「はーい」
玄関でしょーちゃんをお見送り。
昨日も帰宅０時過ぎてたよね？
体壊さなきゃいいけど。
でもテレビや雑誌で
見かけるしょーちゃんは
いつだって完璧なスマイルで。
すごいな。プロ、なんだな。
こうして一緒に暮らし始めて
そういう姿を垣間見ることができて
改めてしょーちゃんのこと尊敬してた。
リビングに戻ると。
テーブルの上には
しょーちゃんが置いていった
さっきの写真。
春樹は私の２つ隣に写っていた。
この時も。カメラマンさんが
シャッター切ろうとするたび
変な顔して場をなごませていたっけ(苦笑)。
.....入学して１か月。
実はまだ告白できていない。
ずっと友達だった分
こういうのって
なおさら難しいのかな？
言うタイミングが
なかなかつかめないまま
あっという間に
時間だけが過ぎていく。
ともすればこのまま決心が
くじけてしまいそうだけど。
でも。今週末は
実は私のバースデー。
だからそれまでには
絶対告白するんだ。
１９歳になるその日には
親友から特別な2人になりたいから...
.....よーしっ そうときまったらっ！
もう一度自分に気合を入れ直して
私は学校に行く支度を始めた。
今日は２講目からの授業。
早く着いちゃったかな？
一緒の授業取っている
友だちの姿もまだ見えない。
春樹もまだかな？
今日こそ告白するチャンスあるかな。
...あー、なんて切り出せば
いいんだろう(＞＜)
いきなり”好きだよ”なんて変だよね
まずは２人になれる場所....
お茶にでも誘ってみる？
いっそ春樹から言ってくれないかな...
なぁんて(苦笑)。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 507人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かこ(プロフ) - 翔loveさん» ありがとうございます！まだまだ続く今回のストーリー、どうぞしょーちゃんとの同棲生活楽しんでくださいねー（＾＾） (2014年3月8日 9時) (
レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
翔love - 面白かったです！最高でした！！更新待ってマーーーース！！！！！！ (2014年3月7日 15時) (レス) id: 689a8ee5d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かこ
| 作成日時：2014年3月4日 18時
