221. おかえり ページ30
潤くんの想いにグッと
引き寄せられるように。
気がつくと足が動いていて。
ゆっくりとジムを降りていく私。
それに気がついて潤くんも
一歩こちらへと足を進めた。
「ね、どんなに時を経ても
変わらない想いは本当にあったんだよ。
ここに。俺の胸の中に
ちゃぁんとあるんだ。
覚えてる？２人でボートに
乗ったとき。あなたが言ってた。
冬桜子さんがずっと。
心から望んでいた願いだよ。
今の俺なら叶えられるよ。
今なら冬桜子さんの、
本当の魔法使いに俺はなれる。
だから。」
あの頃よりも。
もっと大きく包み込んでくれるような。
それでいて力強い光を放っている瞳で。
まっすぐに私を見つめ続けてくれる。
そうして。少しも揺るがない
意思をたたえたその唇で。
愛の言葉を紡いでいく。
「もう逃がさねぇからな。一生。
俺から逃げられるなんて考えんなよっ。
....もう離すもんか....っ!」
「...相変わらず...ひっく...
すごい自信....ひっく..」
何か言おうものなら。
しゃくりあげてしまって
うまく言葉にできない。
嬉しくて。
まだ信じられなくて。
これ...夢じゃないんだよね...？...
もうボロボロに泣き続ける私に。
今まで見たこともないくらい
優しいまなざしを見せてくれてから。
すっと両手を広げて。
微笑んだ潤くん。
あなたまであと１メートルの距離。
「冬桜子」
「...っ！...潤....っ！！！」
最後の一段を降りることなく。
そのまま潤くんの胸に向かって
飛び込んでしまった。
その瞬間ギュッと。
持てる力をすべて込めたかのように。
強く、強く抱きしめてくれた潤くん。
ずっと。ずっとこの腕に。
この胸に帰りたかった。
やっと。戻ってこれたんだね。
ありがとう。
ありがとう、潤くん...
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かこ(プロフ) - さやかさん» 嬉しいお言葉、本当にありがとうございます(//∇//)わー、リアルに感じていただけたなんて♪励みになります♪パパ潤、初めて書きましたが書いていて私も楽しかったです。これからもどうぞよろしくお願いします(//∇//) (2016年1月28日 17時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 美月さん» お返事大変遅くなりごめんなさい！テスト無事終わりましたか？なかなかスイスイ更新できませんが、これからも細々と書いていきますね。よろしくお願いします(//∇//) (2016年1月28日 17時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 晴美さん» お返事大変遅くなりました！すみませんでした(>_<) 泣いていただけたなんて感激です。潤くん、これからもまだまだ書いていきますのでよろしくお願いします(//∇//) (2016年1月28日 17時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» お返事遅くなりました(>_<)ごめんなさい！そう、偶然にも2015年は五年後でした。驚いたのは五年経ってさらに増してる自分の潤くん愛(笑)これからもよろしくお願いします♪ (2016年1月28日 17時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - kazuさん» お返事遅くなりごめんなさいっ！潤くんならこんな風に一途に想ってくれそうですよね(*^^*)続編もどうぞお楽しみくださいねー♪ (2016年1月28日 17時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2015年11月24日 11時
