34. 儚い幻想 <S side> ページ34
「も少し右です。
あっ、行きすぎっ★」
「ちょっ★ちゃんと
椅子押さえててっ」
「こんな高さから落ちたって
ケガなんてしませんから。
それとも。高い所怖いんですか?」
ぴしゃりと放たれた
北田さんの言葉に思わずムッ★
遠からず当たってるとこは
あるから余計に。
「いやっ、それはねぇけどっ!
あのさ、仮にも俺、
してあげてんだから。
その横柄な物言いは
もうちょっとなんとか
なんねぇ?!(怒)」
「予想以上に櫻井さんが
テキパキしてくれないからです。」
「...(><)」
あーっ、もうっ....
何なんだよっ 北田Aっ!(怒)
たらふく御馳走になって。
気分いいままこの場を
後にしようとしたら。
食後間髪いれずに言われたセリフ。
「じゃあ、そろそろ腹ごなしに
働いてもらおうかな」
....え.....?!
とまどってたら。
すぐさま手渡された
新しい電球と椅子。
「廊下の電球が三日前から
切れちゃってて。
私じゃ届かないんですよ(^^)」
....もしかしてさ。
最初からこのつもりで家に...?!
またまた前言撤回。なんて女っ!
餌につられた俺がバカだった...(><)
しかも。意外に高い天井。
そりゃ高所恐怖症はそうだけど。
んなの関係なく。
これ、落ちたら誰だって
痛てぇーだろっ★
「.....まだですか?」
「もう少し....」
「きゃっ★」
せかされるから。
ついあせったら手が滑って。
落としかけた電球。
見事椅子の下の彼女がキャッチして。
ホッとしたのもつかの間。
変に体重をかけてしまって
バランスを崩した俺は。
これまた見事に椅子ごと
崩れ落ちて.....
「だ.....大丈夫?....」
「は、はい....」
気がついた時には。
無様に彼女と廊下に
倒れ転がっていた。
俺の上に北田さんが乗っかってて。
目の前には北田さんの顔。
.....長いまつ毛。白い肌。
感じる柔らけぇ感触。
ふわぁっといいにおいが香る髪.....
「もーーっ★
全然役にたたないんだからっ!
櫻井さん本当にアイドルなのっ?!
反射神経なさすぎっ!!」
あきれるように口を開いた
北田さんの声で。
次の瞬間ハッと我に返る。
.....な、何見とれてたんだ、
俺.....(><)
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かこ(プロフ) - まゆかさん» ありがとうございます(^^)翔ちゃんだからこそ、予想外のお相手との恋をしてもらいたくて書き始めた作品です。どうぞ最後まで(^^) (2014年4月20日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロ@ニノらぶさん» お!読んだことあり?今回はこの勢いのままこの2人の続編もいっちゃおうかと考えてます。こちらも寒いよー(><)いっぱいキュンキュンしてもらってあったかくなってほしいわん♪ (2014年4月20日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - 面白いですねぇ~(⌒‐⌒)続きが楽しみです♪頑張って下さい! (2014年4月13日 23時) (レス) id: a085fcb7de (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ@ニノらぶ - かこさん!新作ありがとうございます♪ 次、これがいいなぁーって思ってたところでぶっこまれてめちゃくちゃ嬉しかったです笑 春ですね、北海道雪降りましたが笑笑 今回もきゅんきゅんさせていただきます(^^) (2014年4月13日 20時) (レス) id: 9a4b8c823e (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - みぃさん» こんにちは♪わ!うれしいお言葉!私にとってもこの作品は革命的なストーリーで(笑)。自分変換、ときめきますよね。思う存分楽しんでくださいー♪ (2014年4月13日 10時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かこ | 作成日時:2014年4月11日 14時