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31. 鬼か天使か <S side> ページ31

「あ。心配しないでください。
何もあなたみたいな人、
  襲うつもりないですから。

あなたは私に興味がない。
私もあなたに興味はない。
あなたはお腹すかせていて。
うちには食事があって。
そして私には助けてもらった
借りがある。

なら成立でしょ?
何か問題ありますか?」

「...な、ない、けど....」



滔々と繰り広げられていく
北田さんの主張に。
なんだか押し切られるように。

そんな返事しちまってた俺。



おっしゃることはその通りで。

あれ?さりげなくセリフに
嫌み入ってなかったかっ?!

さっきの復讐?!(><)




どうしたらいいのか迷う俺に。
部屋のドアを開けながら
彼女は言葉を続ける。



「肉じゃがと。煮魚、
食べられますか?」

「...は、はい。好き。
だけど....」

「ではどうぞ(笑)」






考えすぎ...?


まだ躊躇してる俺を。
”意気地なし”って
言ってるみたいに。
あの天使のスマイル、
投げかけられた気する....






一体彼女は。
鬼なのか。天使なのか。



...やっぱわかんねぇな、女って★
俺にはてんで摩訶不思議。






にしても。すげぇ展開。
どうするよ、俺...?!





その時。
さっきよりもまたグーッと
大きく鳴ったお腹。





ヤベ....限界かも...(><)





頭の中で。変わり映えのしない
コンビニ弁当と。
さっき彼女が口にしたメニューを
パッと天秤にかける。




入るべきなのか否か。
わかんねぇよ。わかんねぇけど....







そのまま空腹に
背中押されるようにして。

ドアの向こうに
消えていく彼女を追って
俺も中へと足を踏み入れた。

32. ハブの穴 <S side>→←30. 呼び止め <S side>



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かこ(プロフ) - まゆかさん» ありがとうございます(^^)翔ちゃんだからこそ、予想外のお相手との恋をしてもらいたくて書き始めた作品です。どうぞ最後まで(^^) (2014年4月20日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロ@ニノらぶさん» お!読んだことあり?今回はこの勢いのままこの2人の続編もいっちゃおうかと考えてます。こちらも寒いよー(><)いっぱいキュンキュンしてもらってあったかくなってほしいわん♪ (2014年4月20日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - 面白いですねぇ~(⌒‐⌒)続きが楽しみです♪頑張って下さい! (2014年4月13日 23時) (レス) id: a085fcb7de (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ@ニノらぶ - かこさん!新作ありがとうございます♪ 次、これがいいなぁーって思ってたところでぶっこまれてめちゃくちゃ嬉しかったです笑 春ですね、北海道雪降りましたが笑笑 今回もきゅんきゅんさせていただきます(^^) (2014年4月13日 20時) (レス) id: 9a4b8c823e (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - みぃさん» こんにちは♪わ!うれしいお言葉!私にとってもこの作品は革命的なストーリーで(笑)。自分変換、ときめきますよね。思う存分楽しんでくださいー♪ (2014年4月13日 10時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かこ | 作成日時:2014年4月11日 14時

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