検索窓
今日:5 hit、昨日:12 hit、合計:353,903 hit

46. いつもの彼女 <S side> ページ46

しばし流れる気まずい沈黙。




破ろうと口を開きかけたら。
瞬時にAはさえぎった。




「りょ...」

「帰るから送って、翔」

「★おまっ、俺、いま疲れて
帰ってきたんだぞっ?!
ちょっとは考え...
しょうがねぇなぁ」

「やたっ♪ ありがと翔(*^^*)
お礼においしいコーヒー入れるから。
飲んでく時間くらいあるでしょ?」




そう言いながら。
いつもの顔に戻って言うA。



...俺もなんだかんだ言いながら。
結局Aに弱いんだよな★

まぁ、夜も遅いし。
1人で帰すのも心配だし。



...今日だけだぞ、Aっ。






隣で鼻歌歌いながら。
機嫌良く歩いている
Aの横顔をちらりと見つめる。



いつもと変わらない表情。
でも。さっきの顔....





一瞬だけ見せた、
さっきのあの表情が
やけに気になって。仕方なくて。


だから。もう少しだけ
一緒にいようと思って
送ろうと決めたのもあった。





でも。家に着いてからも。

コーヒー飲みながらいつものように
くだらねぇ話で盛り上がってる時も。

もう二度とそんな表情は
見せなかったA。




でも俺の胸の片隅には。

いつまでも消えずに。
あの時のAの顔と
セリフが残ってた。





その理由が。
程なくしてわかる事になるとは。
この時の俺はちっとも
知らなかったんだ。

47. 遭遇 <S side>→←45. 一瞬の表情 <S side>



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (340 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
529人がお気に入り
設定タグ: , 櫻井翔 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かこ(プロフ) - まゆかさん» ありがとうございます(^^)翔ちゃんだからこそ、予想外のお相手との恋をしてもらいたくて書き始めた作品です。どうぞ最後まで(^^) (2014年4月20日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロ@ニノらぶさん» お!読んだことあり?今回はこの勢いのままこの2人の続編もいっちゃおうかと考えてます。こちらも寒いよー(><)いっぱいキュンキュンしてもらってあったかくなってほしいわん♪ (2014年4月20日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - 面白いですねぇ~(⌒‐⌒)続きが楽しみです♪頑張って下さい! (2014年4月13日 23時) (レス) id: a085fcb7de (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ@ニノらぶ - かこさん!新作ありがとうございます♪ 次、これがいいなぁーって思ってたところでぶっこまれてめちゃくちゃ嬉しかったです笑 春ですね、北海道雪降りましたが笑笑 今回もきゅんきゅんさせていただきます(^^) (2014年4月13日 20時) (レス) id: 9a4b8c823e (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - みぃさん» こんにちは♪わ!うれしいお言葉!私にとってもこの作品は革命的なストーリーで(笑)。自分変換、ときめきますよね。思う存分楽しんでくださいー♪ (2014年4月13日 10時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かこ | 作成日時:2014年4月11日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。