14. 救いの手 ページ14
みるとNYの手首を
しっかりと握って。
いつのまにか私の前にはだかって
笑顔でなだめている櫻井さんが
目の前に立っていた。
「まぁまぁ、先輩っ(^^)
ほら、向こうで女の子達が
呼んでますからっ。早く早くっ!」
「おっ♪マジでぇーーーっ?!
了ー解っ!
じゃなっ、櫻井っ!
またね、Aちゃんっ♪」
「は、はい.....」
そのまま成り行きで。
櫻井さんと2人で
2次会に向かう皆を見送る私たち。
...もしかして。もしかしなくても。
....助けてくれた...の...?
皆の姿が見えなくなって。
急に訪れた静寂。
その時。クルリと私の方を
振り返った櫻井さん。
「....あ、じゃ...」
「送るよ」
「えっ....?」
「北田さん、家、どの辺?」
「あっ、世田谷区ですけど」
....やだ。私、
何答えてしまってるんだろ....★
「おっ。近所じゃんっ。
ちょうどよかった(^^)」
な、何か。話どんどん
まとまってますけど(><)
合コンでは全くと言っていいほど
話してないのに。
意外に強引.....?
ううん、違うな。
目を見ればわかる。
この人。たぶんホントに紳士なんだ。
私に対する下心は全く見えないもん。
そして....この人の笑顔って。
素直に信用していいように思える。
....いやいや。ダメダメ。
彼だって。私と同じ
”営業スマイル”かもしれないのに。
何、好感持ってるんだろ。
らしくない、私★
きっと。アイドルなんて人種と
接するの初めてだから。
調子狂うんだな.....(苦笑)
そうこう考えてるうちに。
タクシー乗り場に向かって
歩き始めた櫻井さん。
我に返って。あわてて後を追う。
......ま。いっか。
給料日前で金欠だったし。
ここは自分の直感を信じて。
送ってもらうことにしよう。
どうせもう二度と会うような
人じゃないし。
いつもなら。
絶対そんなことないのに。
数分後には。
2人で同じタクシーに
乗り込んでいた。
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かこ(プロフ) - まゆかさん» ありがとうございます(^^)翔ちゃんだからこそ、予想外のお相手との恋をしてもらいたくて書き始めた作品です。どうぞ最後まで(^^) (2014年4月20日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロ@ニノらぶさん» お!読んだことあり?今回はこの勢いのままこの2人の続編もいっちゃおうかと考えてます。こちらも寒いよー(><)いっぱいキュンキュンしてもらってあったかくなってほしいわん♪ (2014年4月20日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - 面白いですねぇ~(⌒‐⌒)続きが楽しみです♪頑張って下さい! (2014年4月13日 23時) (レス) id: a085fcb7de (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ@ニノらぶ - かこさん!新作ありがとうございます♪ 次、これがいいなぁーって思ってたところでぶっこまれてめちゃくちゃ嬉しかったです笑 春ですね、北海道雪降りましたが笑笑 今回もきゅんきゅんさせていただきます(^^) (2014年4月13日 20時) (レス) id: 9a4b8c823e (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - みぃさん» こんにちは♪わ!うれしいお言葉!私にとってもこの作品は革命的なストーリーで(笑)。自分変換、ときめきますよね。思う存分楽しんでくださいー♪ (2014年4月13日 10時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かこ | 作成日時:2014年4月11日 14時