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「待て！」
「、、、ぇ？」
「今、自分のこと、攻めたやろ？」
「、、、ぅん 」
「ちゃうねん。そういうことやないねん。」
…ごめんな。って、愛おしそうに髪を触るから、なんだか涙が込み上げてくる
「俺は、Aを攻めたいわけやのおて…
本当に、Aが進みたい方に進んで欲しいねん。」
「………ヨコ 」
「亮と、ちゃんと話したん？」
「………。」
静かに頭を振る
「こんなこと…言うんはおかしいかもしれんけど…話した方がええと思う。」
「………でも。」
「亮、今年いっぱいはコッチにいるらしい」
「………。」
「話す相手が近くにおるのに、話さんなんて、勿体無い…やろ。」
「………。」
「、、行ってきぃ。亮は、多分、おるよ。」
「………でも 」
亮にはもう、新しい彼女がいて……
４年間も音沙汰なしで放っておかれた私のこと、なんて…
「もし、居らんかったら、次こそ俺んとこ来てええから。
こんっなええ女を振るくらいアホな男なんて捨てて俺んとこ来い。」
「……ヨコ… 」
「俺、結構ええ男やろ？笑
ホラ、ダメやっても俺がおるんやから、胸張って行って来い。」
「………うん。」
コクンと頷いて、席から立ち上がる
「……ごめん、ね 」
小さくそう言うと、
「…その言葉は、聞きたない。
他の、ちょーだい。」
「……あ、りがとう？」
「おん！それやそれ。行ってきぃ。」
満足そうに笑って、
バイバイと手を振るヨコ
胸が痛くて仕方がないけど、
コートとバッグを持って、振り向かずにお店から急いで出る
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作者名：Ma
| 作成日時：2017年12月12日 19時
