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「はあっ、、はあっ、、、」
冷たい風にあたりながら、
息を上げて走る
走ることなんて得意じゃないけど、
自分が走れる限り、精一杯走る。
来るか分からない人を待つのは、
本当に辛い。
3年間身をもって分かった。
それでも…
会いたいと思って
信じたいと思って
待ってたのは私。
亮がいるかどうかなんて分からないし、
いない可能性の方が高いのかもしれない。
それでも…背中を押してくれた章ちゃんやヨコがいる限り、
待たないといけないんだと思う。
.
「、、はぁ、、んっ、、、はぁ 」
喉が渇ききって、上手く息をすることもできないまま、
大きなクリスマスツリーのある広場につき、
キョロキョロと周りを見渡す
辺りには、たくさんの幸せそうな恋人たち
亮のすがたは見当たらなくて……
.
膝に手を置いて、上がった息を整えようとするけど、ドンドンキツくなってくばかり
手で胸を押さえながら、目を凝らして亮を探す
.
ーーーーいない
どこを見渡しても、いない。
やっぱり、いなかった………
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作者名:Ma | 作成日時:2017年12月12日 19時