あなたのおかげ

１６廉サイド ページ16

初めて会ったAは可愛いだけじゃなかった


俺より一個下なのに俺よりいろんな経験してきて・・・・


強くて大人だった


Aと別れて１ヶ月・・・・


毎日電話やメールを欠かさずしている


？「廉ーどしたん？」


「紫耀」


紫「さっきからずっと呼んどったのに」


ほっぺを膨らます紫耀・・・・


今東京の楽屋


少クラの撮影だからね


さっき紫耀が大声出したから同じ楽屋だった岩橋玄樹くんと神宮寺勇太くんもこっちにくる


紫「あっ！！平野分かりました！
廉この子のこと考えてましたね」


いきなり大声出したと思ったら俺の携帯を奪いホーム画面を見せてくる


ホーム画面はあの時Aと撮った写真


・・・・こいつ鋭いな


岩「その子誰ー？可愛いねー」


神「本当だすっごい可愛い！！」


ちょっと思い出に浸っとったら紫耀のアホが玄樹くんと勇太くんに見せている


廉「返してー！
ちょっと電話するから黙っとってよ」


携帯を取り返して電話をかける


もちろん相手は・・・・






・





・




貴「はーい、もしもし？」


大好きな君


「A、今大丈夫だった？」


貴「うん、大丈夫！いったーい！
ちょっと待ってて」

どうしたんやろ・・・・

耳をすますと


『麗衣！もうちょっと優しく手当てしてよ！』


手当て・・・・


麗衣ちゃんはAの唯一信頼する幼馴染らしい


貴「ごめんごめん
そんでどしたん？」


「大丈夫？今日はひどいの？」


貴「うーん・・・・いつもよりかわね
でも大丈夫！」


「ほんまなん？俺心配やわ」


貴「本当に大丈夫じゃけぇ
後な、うち明後日から父さんが京都に行くけぇそれについて行くんよ
会えんかな・・・・？」


「ええで、会お！
なんならうち泊まる？」


貴「本当に！？
ありがとう！！」


「じゃあまた明日な？
俺はAの見方だからね」


通話を終えるとニヤニヤしながらこっちを見る2人と顔を真っ赤にしている1人・・・・


おったなそういえば


神「本当に仲良いな」


「はっ？友達ですよ？」


神「友達ね〜・・・・の割には声のトーンが優しそうだったけど？
Aちゃん」


ブーーーッ


飲んでたお茶を吹く


紫「汚！」


神「まぁ頑張れよ」

玄樹くんは真っ赤にしたまま固まってます


「だから違いますってーー！！」

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