検索窓
今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:13,732 hit

. ページ9

.








もし離れるとしたら、いつなのだろう。







よく考えたら、一緒に塾に行っている割にはお互いの進路について話した事はなかった。


私が祐基の進路も、将来何がしたいかも知らないのと同じように祐基も私のそれらについては知らないだろう。





もし、お互いどこかしらに進学するとして。



2人とも地元に残るのなら、今まで通りの関係だろう。別の学校に通ったとしても、会う回数が減るだけだろうし。


ただ……




もし、どちらかが県外に行ってしまったら……








「……やめよ、」








変なこと考えるのはやめよう。






どんなことがあっても、

ずっと一緒だって昔からそう言ってきた。





『Aの隣は僕でしょ!!』


『僕達、大人になっても一緒だもんねーっ』


『Aの悲しい顔、隠したって分かるよ。何年一緒にいると思ってるの』


『僕達って、何でも言える仲じゃん??』


『僕達って、それでもずっと仲良しでいられるよね?』








それが、離れるなんて


────今更誰がそんなこと考えるの。








.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
設定タグ:超特急 , 福田佑亮 , ユースケ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くまねこ。 | 作成日時:2016年8月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。