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祐「先生の用事ってデートだと思う」
「同意」
帰り道。
アイスへの欲はなくならなくて、自分たちで買ったアイスを食べながら歩く。
祐「顔赤くなってたもん。いいなー、彼女持ち」
「祐基モテるのに、告白されてもOKしないから」
祐「だって僕好きな子いるし。好きじゃない子にOK出せないっしょ？」
「……好きな子…………いたの……」
祐「そりゃあいるよ、もう高2だよ？」
「小さい頃からドジばっかして怒られて泣いてた祐基にも、好きな子が……ねえ」
祐「失礼だなー！Aはいないの？」
「……いないかな」
祐「まあ、確かに、そういう浮いた話聞かないかも」
溶けかけのアイスを落とさないように必死になっていたら、もう家はすぐそこ。
「じゃあ、また明日ね」
祐「……僕達もさ、いつかは先生みたいに、大学生とかになって、彼女つくって、どっかでかけたりするのかな」
珍しく真剣な表情をして、祐基はそういった。
「まあ、いずれはあるだろうね。」
祐「僕達って、それでもずっと仲良しでいれるよね？」
「……なに、急に。いられるでしょ」
祐「どんなことが、あっても？」
「うん」
祐「ならいいの！じゃあね、また明日！」
「……は？え、ちょ、」
祐基の言っている意味が、よく分からなかった。
だけど、私達の関係が変わる事はありえないって、そう思った。
だって、ずっと一緒だから。
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作者名：くまねこ。 | 作成日時：2016年8月8日 22時
