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祐「A〜！来たよ！」
「やだやだ行きたくない無理」
祐「そんな事言わないで！折角迎え来てあげたんだから！！」
「頼んでないもんそんなこと」
祐「僕がおばさんに頼まれたんです〜！早く行かないと遅刻しちゃう！」
「なんでこんな暑い日に外出なきゃいけないの……」
祐「そんな事言わないでさ？行こ！」
祐基にズルズルと引きずられるように外を出て、駅に向かって歩く。
駅までは歩いて10分ほど。
普段ならなんて事無い駅までの道も、この暑さのせいで1分で嫌気が差す。
「塾、どんな感じなの？」
祐「1人1人に担当の先生がついて、生徒2〜3人につきその先生が教える、ってかんじかな？」
「ふん？」
祐「僕とAは一緒の担当になるように根回ししといたからさ！安心して！一緒に勉強しよ！」
「はいはい」
────────────
祐「これが俺と、そしてAのせんせー！」
佑「福田佑亮です！！よろしくね！！！一緒に頑張ろうね〜！！！」
「は、はぁ」
担当の福田佑亮先生は、とにかく元気だった。
元気を通り越して、うるさいと言うべきか。
こんな人が先生なの？って疑うような人。
祐基と、福田先生は仲がいいんだか、さっきからタメ口で話しているようだった。
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作者名：くまねこ。 | 作成日時：2016年8月8日 22時
