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「で、どう思う？」
海「なーにが」
「話聞いてた？私が祐基のこと好きだってこと、本当だと思う？」
海「いや、それは知らないけど…ってさっきも言ったんだけど」
「は？許さないから！そんな曖昧な答え！なんのためにうみにいと会ってると思ってるの？！」
海「その為かよ！」
うみにいは、暫く自分のアイスコーヒーのストローを弄りながら、黙って考えて、
思いついたように、
海「そういえば、」
とだけ言った。
「……なに」
海「いや、ただの客観的な目線からみた意見なんだけど」
「ほお？」
海「中学の時、Aが怪我でバスケ部辞めたときあったじゃん。」
「……うん」
────中学2年の冬。
他校との練習試合でボールを追いかけている時、前方不注意だった相手に思いっきりぶつかられ、私はコート外まで吹っ飛んだ。
打ち所も悪く、軽い脳震盪と全治数ヶ月というけっこうな怪我を負い、部活も大事な時期に入っていたため自分の居場所がなく、結局辞めざるを得なかった。
相談すらせずに辞めてしまった私を知った祐基は、私に初めて怒ったんだ。
海「あの時のお前らを見た俺は、いつかコイツらくっつくなと思った」
「……は？それだけ？」
海「どこがそれだけなんだよ！つまりお前にも祐基にも少なくともそういう雰囲気があったってわけだろ？」
「まじで客観的な意見だね……」
海「まあね、でも俺のそういう予想ってだいたい当たるからね？」
．
続く
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作者名：くまねこ。 | 作成日時：2016年8月8日 22時
