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海「なにそれ!(笑)その先生うけるね」
「他人事だと思って楽しんでるでしょ」
海「えー?そんなことないけど」
8月も中旬。
お盆休みに突入した。
あれからどうしても祐基のことを意識してしまって、結局避ける日々が続いている。
そんな今日は、お盆に帰省して東京から戻ってきた近所のお兄ちゃん"うみにい"こと小笠原海と一緒にカフェに来た。
うみにいは、私の家と祐基の家の相向かいに住んでいて、3個上の大学2年生。
頭の出来が普通の人とは違ううみにいは、高校を卒業したら東京の有名な大学に進学した。
だから、うみにいと会えるのはお正月とお盆休みの帰省の、たった2回だけ。
「……私って、祐基のこと好きなのかな」
海「いや、知らないけどさ。そういう感情が芽生えたこと1度もないわけ?」
「ないかな、本当に純粋な幼馴染みだと思ってたし」
海「んー、まあだからこそ分からないっていうのはあるな」
「でもそろそろ避けるのも限界!結局親同士は仲良いし、塾は一緒だし!!」
海「祐基も辛いだろうな〜、いきなり怒られて、いきなり避けられてるんだもん(笑)相当メンタルきてるんじゃない?」
「それもどうだか」
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作者名:くまねこ。 | 作成日時:2016年8月8日 22時