４＿長生き鼠 ページ4
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「歳ですか？かなりの年齢のはずです
前は兄さんのものだったから」
ネズミってそんなに長生きなものなの？
私は、ネズミ好きじゃないからそんなに詳しくないのよね
ネズミを好きじゃない理由？
…特にないなんて言ったらロンに怒られるかしら
痛！とロンが叫んだ
何やら大きなオレンジ色のものが一番上にあったケージの上から飛び降り、ロンの頭の上に着地した
シャーッシャーッと狂ったように喚きながら、それはスキャバーズめがけて突進していた
とても大きいけど…猫、かしら
「コラッ！ クルックシャンクス、ダメッ！」
と、魔女が叫んだ
バタバタと騒がしい音を立てながら走っていってしまった
「あれはなんだったんだ？巨大な猫か、小さな虎か…どっちかだ」
と失礼なことを言った
猫好きなので少しムッとしながらも
確かにあの大きさは…うーん
と思ってしまった
でも猫に違いないわ。だってあんなに可愛かったんだもの
え、猫…よね？
「A〜」
そう私を呼ぶハーマイオニーの両腕にはしっかりとさっきの猫が抱きしめられていた
かわいい
「きみ、あの怪物を買ったのか？」
「A、みてこの子素敵でしょう？」
ロンの言葉をガン無視しながら私に猫を見せつけるハーマイオニー。とってもかわいいわ
「冗談だろ？そいつは危うく僕の頭の皮を剥ぐところだったんだぞ！」
「ロン、それは大袈裟よ…」
「そんなつもりは無かったのよ、ねえ、クルックシャンクス？」
そう言って優しく頭をなでるハーマイオニーはすっかり飼い主の顔だった
「ロン、あなたネズミ栄養ドリンクを忘れてたわよ」
と言って、ハーマイオニーは小さな赤い瓶をロンの手に放るようにして渡した
そんなドリンクがあるのね…
「それに、取り越し苦労はおやめなさい
クルックシャンクスは、わたしの女子寮で寝るんだし、スキャバーズはあなたの男子寮でしょ、何が問題なの？｣
「かわいそうなクルックシャンクス
あの魔女が言ってたわこの子、もう随分長いことあの店に居たって、誰も欲しがる人が居なかったんだって｣
そりゃあ不思議だ！とロンが皮肉っぽく言った
私とハリーはハラハラと2人を見守る
そんな言い合いを聞きながら
ようやく漏れ鍋に着いた
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年3月15日 1時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
りあむ(プロフ) - めちゃくちゃ続き見たいです！応援してます！ (2021年12月26日 15時) (レス) @page17 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐみ | 作成日時：2021年8月29日 21時
