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＿＿＿
彼女達は本当にあの時間割通り受けるつもりのようだ
無茶だと思っているハリー達の視界にはきちんとAとハーマイオニーの姿が
今の時間は占い学
シビル･トレロー二ー先生担当
「先生はどこかしら」
少し不安そうな彼女が先生をキョロキョロ探している
「ようこそ」
暗がりの中かから突然声がした
その声の主は彼女が探していた先生だ
「この現世で、皆さまにお目にかかれて嬉しゅうございますわ。お掛けなさい、私の子どもたちよ｣
そう言うトレローニーは
独特な世界観をお持ちのようだ
占い類のものをあまり信用してないAはなんだかつまらなさそうな顔をしている
先生がふとパーバティの方を見た
「赤毛の男子にお気を付けあそばせ」
パーバティはピクリと片眉だけあげると
うしろの赤毛のロンを見て少し席を離した
「あらロン…」
「とんだ言いがかりだよ」
夏の学期には水晶学というものに進むらしい
やっぱり胡散臭いわ…とAは呟く
「つまり不幸なことに二月にこのクラスは性質の悪い流感で中断されることになり
私自身も声が出なくなりますの。イースターの頃クラスの誰かと永久にお別れすることにもなりますわ」
そのなんとも不吉な…予言に皆顔を顰め
張り詰めた沈黙が流れた
*
Aの頭の中には先生の言葉がグルグル回っていた
占い学を受けていながらも信用していないAだったが悩みを見透かされドキドキしていた
「大丈夫よA、ハリーも」
そういえば…Aって占いとか信じるんだね、とハリーが意外そうにAを見た
信じてないわ、でもなんだか気味悪いじゃないと返した
「マクゴナガル先生も仰ったし大丈夫よ」
「毎年誰か死ぬって言われてるのよね？それに当たったことないって」
それはそうだけど…
Aはやはり当てられたことに対して不安が募るばかりだった
『自分は一体何者なのか
何が正しいのか、貴方は迷っている』
「間違えたら死ぬ…ね」
それは一体なんの間違いのことだろうか
自分の正体について
はたまた何かの…選択肢か＿＿
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年3月15日 1時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
りあむ(プロフ) - めちゃくちゃ続き見たいです！応援してます！ (2021年12月26日 15時) (レス) @page17 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐみ | 作成日時：2021年8月29日 21時
