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誰の目から見てもヒッポグリフの機嫌を損ね、何かされるんじゃないかと思われたAは
そんな生徒たちの不安をよそにケロッとした様子でハリーの後ろにいた
「自分で乗れるわよ…？ありがとう」
ふわりと笑う彼女を見てみんなどっと安心した
ハグリッドは少し驚きながらも
「そーれ行け！」
ヒッポグリフのお尻を叩いた
そのおしりを叩いたことにAは怒ろうとしたがヒッポグリフはたちまち上空に飛んだ
強い風に耐えながら目を瞑る
衝撃が無くなったかと思い2人が目を開けると雲の上にいた
あまりにも綺麗な光景に言葉を失ってしまった
「ハリーって勇敢よね」
徐にAが口を開いた
私ハリーのああいう所かっこいいと思うわよ
とハリーを見て言った
「君こそ時々ほんとに女の子かと疑うほど勇敢じゃないか」
「あら女の子だって勇敢な子はいるわよ」
クスクス笑いながらAはヒッポグリフを撫でる
ハリーはそんな恋するような顔をするAを初めて見るため少したじろぎながら質問した
「…どうしてそんなにヒッポグリフが好きなの？」
「ええ？理由は……兄さんの………、、そうね、また今度教えてあげる」
途中言いかけた 兄さん
その兄さんという単語を聞いたのは少なくとも2回目であった。兄さんと泣きながら目を覚ましたA
あの時の光景がハリーにはしっかり記憶に残っていた
「君の兄さんって」
その言葉を遮るように一気に下に降りていく
漸くハグリッド達の元に戻りゆっくりとヒッポグリフの背中から降りた
Aは名残惜しそうにヒッポグリフを一撫でしてから降りた
その様子を見てみんな恐る恐るヒッポグリフに近づきお辞儀をする
ネビルはというと何度も逃げてしまったが
ドラコもゆっくりとお辞儀をした
ヒッポグリフがお辞儀を返したためドラコは
「簡単じゃないか」
と鼻で笑った
「ポッターに出来るんだ、簡単に違いないと思ったよ。おまえ、全然危険なんかじゃないなあ？｣
「ドラコ！！！」
そうAの制止を聞かずにドラコはヒッポグリフに対する侮辱をとめない
「はっ！そうだろう？醜い大きな野獣のくせに」
Aがドラコの元に駆け寄り庇うように立ったかと思いきやヒッポグリフが前足を大きく上にあげたのが見えた
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年3月15日 1時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
りあむ(プロフ) - めちゃくちゃ続き見たいです！応援してます！ (2021年12月26日 15時) (レス) @page17 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐみ | 作成日時：2021年8月29日 21時
