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.JM side
「もういいよ、連絡してこないで」
最後の別れかたは少し酷かったかもしれない
でももう俺にとってはどうでもいい存在になってて
この子のために時間を割く価値はない気がした。
その子と一緒にいた期間に
新しく入ってきた子が見た目がドストライクで
少し会ってみたいと言う気持ちからだんだん
どうしても自分の虜にしたいという気持ちに変わっていった
だから前の子と同じ店にその後も通った、
でも指名するのは違う子だから
オーナーには変な顔をされたけど気にしない。
その子のことが知りたいって気持ちの方が大きかった。
『ジミンさんって性格も優しいんですね』
口元を押さえながらふんわりと笑う姿を見て
やっぱり俺の直感に狂いはなかったと思った。
中身まですごく可愛かったから。
今までアフターまでしてその後誘って
断った女なんていなかったから
正直びっくりした。
え?俺の誘い断るなんてある?って。
誘った時に断ったその目を見たら
もう何も言えなくて、
まるで“安い女だと思ったら大間違い”みたいな
目をして俺に言ってくるんだもん。
連絡先も聞いたけどダメで、
逆にもっと知りたいと思ってしまった。
ジョングクもその子のことが気になってるみたいで
益々その子に興味が湧く。
「またあの子しか呼ばないんですか?」
「あの子以外興味ないし
ジョングギ誰か呼びたい?」
「いや…別にいいです」
また行くよって言ってから2週間、
こんなスパンできたのは本当に初めてで。
オーナーにも変な顔をされた。
「Aちゃんに会えればいいよ」
「嘘つきですね、」
ジョングクは何を知っててそんなことを言うんだろ
今日こそAちゃんを落とすんだ。
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作者名:なるま | 作成日時:2021年10月20日 1時