I'm your girl ～chapter 1～ (ページ47)

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掟ページ47

大通りに出てからは

2人別々のタクシーに乗って事務所へ向かった

撮られちゃうといけないから。

手の温もりが名残惜しかったけど

そうするしかないんだ

事務所で1人になってから

きっと私を待ったであろう人に電話をかける

｢…ドンヒョク｣

HC ｢なんだよー暗い声して｣

｢私の事、待ってた？｣

HC ｢…待ってたに、決まってんだろうが｣

鼻をすする音が聞こえた気がした

｢私のことを、好きになってくれてありがとう｣

｢明日から会っても喋んないとかやめてよね！

友達なんだから！｣

HC ｢わかってる、わかってるって

お前と俺はずっと親友だよ｣

HC ｢じゃあな、おやすみ｣

｢はーいおやすみなさーい｣

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haechan side

俺がいくら待っても、Aはやってこなかった

…物語の主人公は、俺だと思ってたのに

｢にしても、お前もきついこと言うよなー｣

友達なんだから、って

もうただの友達としてなんて

見れるはずがないのに

"伝えるのが遅すぎたかな"

"君が僕のものじゃなきゃ何の意味もないんだって"