I'm your girl ～chapter 1～ (ページ46)

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melted ページ46

mg side

JN ｢ヌナ、Aは俺と一緒にいます。

心配しないでください｣

Aの携帯から聞こえたのはよく知っている声

Aが選んだのはジェノくんだった。

やっぱり、といえばやっぱりなんだけど。

ほら、よく言うじゃない

いつもドキドキさせてくれる人より

一緒にいて落ち着くような人を選べって。

｢それで、どうやってA連れてくるの？｣

JN ｢とりあえずタクシー乗って事務所まで行きます｣

｢わかったわ、Aをよろしく｣

ジェノとの通話を切って

違う連絡先を探す

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jeno side

落ち着いたフリをして電話してたけど

心の中は乱れまくり

さっき俺、Aからキスされたよね、

かなり大胆に。

そんなもんどこで覚えてきたんだよって

少し腹が立つけど

しかもこのタイミングで寝る？普通

腕の中で穏やかに寝息を立てる彼女に

どうしても好きが溢れて

ぎゅうぎゅうに抱き締める

｢A、誕生日おめでとう

そして誰よりも愛してるよ

俺を選んでくれてありがとう＿＿＿＿｣

面と向かっては恥ずかしくて言えないから

寝ているAに小声で囁く

豪華なものは何もないけど

これも2人のいい思い出になるんだ

｢ごめんAちょっと起きて｣

｢ん…｣

｢背中乗りな。事務所帰るよ｣

寝ぼけたままのAをおぶる

背中に預けられる心地よい重み

smtownの時も、こうしたなぁって

感傷に浸りながら歩く冬の道

｢ジェノ｣

｢ん？｣

｢うふふ、好きだよ｣

本当に

俺の心を、掴んで離してくれないね