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9 和洋 ページ9

朝食を食べ、身だしなみを整え、バックを肩に掛けてハジメと学校に向かう


学校に行き、教室に入ると横山の姿は予想通り無かった。

その代わりに机の上に花弁が置かれていた。


でも、そんな事皆は気にも留めていない。


それが正解なのだ。世の中は諸行無常、何かあっても直ぐに慣れるもの。


女子1「やっと平和になったって感じw」

女子2「それなw」

『横山さんどうしたんですか?』

女子1「火事に巻き込まれて死んだらしいよ?何でも、誰にも見つけられずに叫んでたって」


昨晩と共通することが多々ある。
例えば焔で焼いたら火事と言う事になる。

聞こえなかったが叫び続けていた。


『………へぇ、そうか』


これから妖怪退治をして行くが、どんどんこの学校からこんな風に1人1人消えていくんだ。



これを、殺し合いとでも言うのだろうか?


深い不安感に襲われた。



朝練終了後

朝練が終わるとうちはハジメを迎えに行く。

改めて思うけど、この学校は不思議や。
横山以外にも妖気を感じる。


岩泉「?…A?」

『いや…何もない』

岩泉「この学校、時々居心地悪ぃんだよな」

『まだ、何かあるん?』

岩泉「あの神主が言ってたんだけどよ、この学校色々あるらしい」






放課後


うちはコッソリ体育館の窓の隙間から練習を見ていた。

この時間帯は妖怪や幽霊が行動しだすから見守っている。
そう、ただ見守っているだけ。

にしても、あの及川君と阿吽の呼吸だ。

そして改めて時代の流れに感心した。

じっと練習を眺めていると話し掛けてくる声がすぐ後ろで聞こえてきた。


???「何してるの?」

『うぉわぁ!?』


まるで人形のような蒼い眼をして、雪の如く白い肌になびく束になった後ろ髪。

異国の人形…フランス人形そのものだった。

『あ、アンタ誰?』

???「私は高嶺 尊」

『みことか、うちはA、苗字は玉藻』

高嶺「玉藻…狐の?」

『…どうして?』

高嶺「いや、私の家系、水の精の血が混じってて…すぐ判っちゃうんだ」


水の精…確かに神聖な妖気が伝わってくる。
って事は西洋の血も混じってるから西洋人と共通する所があるのか。


『それって、ウンディーネ?』

高嶺「そうそう!それだよ!」


少し話していると尊はある話をしてくれた。

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作者名:月夜見 | 作成日時:2016年5月29日 18時

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